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初お泊まり 2
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影「…うし。じゃあ俺も風呂行ってくる」
粗方日向の髪を拭き終えた影山が立ち上がる。
日「お、おう。テキトーにしてる」
パタン、と部屋の扉が閉まり、影山が階段を下りていく音を確認すると日向は軽く溜息をついた。
うわぁああああっ!
どうしよう…。
影山ん家、付き合い始めて泊まりに来るの、初めてだ…。
どうしよ。緊張するっ、緊張する…っ。
でも、影山いつもと変わんねぇよな…。
緊張してねぇのかな。
いつもより優しい…、けど、慣れねぇよ…。
はっ!そーいえば!
今思えば告白されて以来「好き」って聞いてねぇ!
ちゅーも、ぎゅーも、手ぇ繋ぐのも嬉しくて俺からばっかだし…。
影山、今何考えてんだ?
何か…、俺ばっか好きみてぇで何か…。
何か何か何かっ…っ!!
と、こんな感じで日向がグルグルしている頃。
一方の影山も湯船でグルグルしていた。
やべぇえええええええっ!!!
日向クソ可愛いっっ!!
髪濡れて何か色っぺぇし、顔赤くなってっし、俺と同じ匂いがする日向とか…っ!!!
…どうやら日向の心配は杞憂のようだ。
影山は風呂で邪な考えを逃そうと、頭を振った。
これじゃダメだ。
日向を、大切にしたいんだ。
明るい、オレンジの光―――――――…
それは、烏野高校排球部にとってなくてはならない光。
影山だけでなく、チームメイト…いや、それどころか敵チームまでをも惹き付ける。
そんな日向に、俺は手を出していいのか…。
そんな事を考えている内に、若干逆上せてきた影山は風呂から上がり、日向の待つ部屋へと向かった。
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