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初お泊まり 4
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日「…えっ」
思わず困惑の声が漏れた。
一瞬の内に角度が90度回り、目の前には影山の顔と天井が見えた。
そして服の中には影山の手が差し込まれていて、びっくりして服を押さえようとしたら両手をひと括りに纏め上げられてしまった。
日「かっ…、影山っ!待って…っ」
誘う様な態度をとったのは自分だ。
でも、あまりに突然の事過ぎて頭が着いて行っていない。
怖がる日向を察したのか、日向の唇に影山のそれが降ってきた。
(…あ、はじめて、影山から…。)
唇が触れ合うだけの優しいキス。
それだけなのに頭に霞がかったようにぼぉっとする。
影「日向」
影山の声に、目をそちらへ向ける。
影「最後までしねぇから、怖がんな」
――――――――――ちゅ、と額にキスをされる。
それに少し日向の緊張が緩む。
目に涙を溜めて、頬を赤らめて日向がその小さな口を開いた。
日「こ、怖くねぇ…っ事ねぇけど…でもっ!でも…、影山だから、大丈夫…―――――ンむっ」
最後まで言い切らないうちに、激しいキスをされる。
さっきの優しいキスとは違う。
熱くて、熱くて…気持よかった。
日「っん…ふぁ、…ハァ、かげ…やまぁ…っぁ」
唇の隙間から漏れる吐息混じりの声。
息苦しさと、口内の粘膜が擦れる感覚が気持ちいい。
時折、舌を甘く噛まれその報復と言わんばかりに優しく舌の付け根から扱かれる。
口の端から溢れる唾液をそのままに、それでも必死に喉を動かしてこくり、こくりと嚥下する。
そうすると、影山は何とも満足気な笑みを浮かべるのだ。
―――――――――――………溶けてしまいそうだ。
真っ白になっていく思考の中、日向はそんな風に思った。
日「っ、!!あっ、…ンン、やっ…」
突然の中心への刺激に、思わず身体が跳ねる。
影「キスだけで…、こんなにしてんのか」
日向のソレは服の上からでもわかる程に勃起していた。
日「や…だ、言うなよ…っバカぁ…っ!」
羞恥心から語尾が小さくなってしまったが、影山には届いたようで。
ゴクリ――――――…。
確かに影山の喉が鳴るのを聞いた。
薄暗闇の中、改めて影山をしっかりと目に映す。
―――――――――――獣の様にギラつかせた目と、目尻の赤らんだ雄の表情。
コートに立っている時とはまた違う。
隠し切れない興奮がこちらにまで伝わってくる。
その表情に、日向はドキリとした。
そして同時に、とても愛おしいと思った。
自分に欲情して息を荒らげ、求めてくるのだ。
そう思うと、自然に日向の手が影山の首に回った。
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