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Look at me!!! 2
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俺の彼女は、ほんっとうにクソ可愛い。
あ、惚気とかじゃなくて。ほんとに。
えー、これ惚気って言わないよ〜。だって事実だもん。
いやまぁそれはさておき、俺達の出逢いは中学。
俺が3年になった年、飛雄がバレー部に入って来た。
お目々と頭が真ん丸で、真っ黒い頭に少し青い瞳。
チビっこくて、俺の後をついて回って、そりゃもう可愛かった。
憎ったらしい事に、飛雄はバレーの神様に愛されていた。
正確なトス、素早い判断力、バレーに対する熱意…。
そしてその天才的な技術。
ムカツク、…生意気な後輩。
これが飛雄の印象。
でも、ある時岩ちゃんに言われた。
岩「そりゃお前僻みだべや。それか、好きな子ほどイジメたいあれだな。あんま1年いびんじゃねーぞ。」
って、真顔で。
は?なになに岩ちゃんたら。
冗談はやめてよね。
最初は、そう思っていたんだけど…。
そしてまたある時。
いつものように女の子達に囲まれてウハウハな及川さん。
でもそろそろやめなきゃ岩ちゃんの殺人サーブが…。
って思ってたら、飛雄と目が合った。
飛雄は弾かれたようにプイとすぐ逸らしたけど…。
絶対、今俺の方見てたよね??
なぁに?何拗ねた顔してんの飛雄ちゃん。
俺は気分が良かった。
ていうより嬉しかった。
俺の事で、あんな顔をする飛雄がいるなんて。
『好きな子ほどイジメたいあれだな…』
岩ちゃんの言葉は、案外間違いじゃないのかもしれない。
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