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Look at me!!! 5
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ピローン♪ ピーローン♪
今日は及川さんの家で所謂お家デートを楽しんでいる。
が、しかし…………
ピーロン♪ ピロン♪
及川さんのスマホの通知音が止まらない。
その対応に及川さんは忙しそうで、俺は勝手に部屋にあった月バリを読んでいる。
ぜんっぜん頭に入ってこねぇ……。
それもそのはず…、
及「あはっ、みかちゃんたらもー!」だの及「ゆうかちゃんカワイイな〜」とか独り言が激しい。
そもそも今日は及川さんが「うちおいでよ」って言ったんじゃねーか。
それなのに俺が部屋に入った時には既にこの状態。
それからかれこれ1時間弱。
わっけわかんねぇ……。
これ俺帰っても文句言われねぇだろ。
………………………帰ろ。
パタ、と月バリを閉じてスポーツバッグを手に立ち上がる。
それに気付いた及川が慌てて影山に声を掛ける。
及「え?!何、帰るの飛雄!」
影山は無言のまま及川に近づき、座り込んだ及川にキスをした。
影「それでも、及川さんは俺のですよね」
できるだけ、顔に出さないように。
この人は、人の表情が崩れるのを見て楽しむ人だから。
影山はポーカーフェイスに自信はなかったが、及川の驚いて目を見開いた顔を見るのは気分が良かった。
それに、やっとこっちを向いたのだ。
それが嬉しくてスポーツバッグを放って影山もその場に座る。
その際、及川の首に腕を巻きもう一度触れるだけのキスをした。
及「飛雄ちゃん、…積極的だね。及川さん、我慢出来なくなっちゃいそうだけど…いいの?」
スルリと影山のTシャツの中に、及川の手が忍びこむ。
影「ダメです。及川さんはこっち見てればいいんです」
つい、と及川のスマホをなぞる。
えらい事になってしまった………。
黒猫のように擦り寄ってくる影山に珍しく動揺する。
及川はカチンと固まったまま、冷や汗が流れた。
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