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Lovesickness 4
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月島の気持ちには、気付いていた。
だって、よく目が合う。
偶然かな、とかむしろ威嚇だったりして…!なんて思ったりもした。
でも、違う。
あの目を俺はよく知っていた。
俺が母さんと話してると、夏が遠くからこっちを見ている「遊びたいな」って目なんだ。
でも、月島だけが見てるんじゃ俺とは目が合わない。
つまり。
俺も月島を、見てるってこと。
月「日向、ちゃんと息して…。まだ指2本しか入ってないのに、締めすぎ」
どうにか思考を逃したかったのだが、あっさりと引き戻される。
ぐちゅり、
そんな水音が、自分のあんなとこからしていると思うと、耳を塞ぎたい衝動に駆られる。
力の抜き方なんて、わからない。
息を必死に吸ったり吐いたりしても、肺にまで酸素が届かないような。
そんな感覚だった。
日「っきしま…、ごめっ、迷惑、かけて…っ」
震えた声が月島の耳朶を打つ。
月「別に、へーき…。こんなの慣れてる方がおかしいでしょ。…日向、こっち見て」
さっきまでの威勢の良さはどこ行ったんだか。
けれどこの初々しさまで可愛いと思ってしまうのだから仕方ない。
大きな瞳いっぱいに溜まった雫が、綺麗だと思った。
月「日向、僕も日向の事好き…。本当は、心配してくれたのだって…嬉し、かった」
恥ずかしくて、目を逸らしたかった。
けれど、ちゃんと伝えたかった。
日「へへっ、知ってる!」
泣きながら笑う日向を見て、やっぱり好きだと思った。
言葉には、滅多にできないかもしれないけど。
月「ごめん日向…、もう挿れる」
余裕が無いのは自分でもわかっていた。
日向に負担が掛かるのは嫌なのに。
言動が矛盾してるのはわかってる。
それなのに、自分でも抑えられない。
日「ん、…いいよ。月島…っ」
どこまでも日向に甘えてしまう自分を、許してほしい。
✽✽✽✽
日「んっ…ふ、…っ、ァあ…ッ、ひ…ハァ、んン…っ」
ゆっくりと日向の中を掻き混ぜるように、腰を動かす。
その反応を、確かめるように。
日「っ、も…つきしま…ァ、ちゃんと、うごけよぉ…ッ、ん、ぁあ…ッ」
対する日向も、もどかしい刺激にすっかり物足りなくなっていた。
自分の欲深さに、顔が火照る。
じわじわと高められる感覚が堪らない。
しかし、それだけの刺激では生殺しのようなものだ。
月「…………かわい」
そんな日向に、つい口から本音が溢れ落ちる。
ほとんど無意識だった。
日「え"っ………//////」
日向が目をぱちくりとさせて驚く。
それと同時に一層ナカが締まった。
月「ッ…、は、なに…?嬉しいの?」
日「ちっ、ちが…っ」
日向の顔を覗き込んで問う。
口では否定しているが、そうする間にもきゅうきゅうと締め付けてきて月島は歯を食いしばる。
いよいよ日向の反応を楽しんでいる場合では無くなってきた。
日「ひ…ッあ…!や、な…んでおっきく…ッぃあ"!?ちょ、ァっ…あ…!!ハァ、ん…はげし…っ」
突然の激しい律動に、悦がり声をあげる日向。
初めてにも関わらず、長く焦らされたそこは根元までずっぷりと受け入れてしまう。
目の前に星が飛ぶほどの快感。
怖かった。
この多幸感に溺れやしないかと。
そして得たからこそ、失うことが何より怖いのだ。
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