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【月影】ある晴れた日に 1
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⚠ATTENTION
・R18
・青姦
蛍飛さんリクエスト作
その日はすごく天気が良かった。
その空を見ていると、バレーしてぇな…って思っちまうわ、腹は減るわ眠くなるわで…。
とにかく心地の良い天気だった。
教室や体育館の外で昼食をとるのは何だか勿体無い。
もっと空がよく見える場所がいい。
その次に浮かんだのは月島の顔。
影「…チッ」
バレーや飯の事の次に月島の顔が浮かぶだなんて、何となく腹が立つ。
月島と付き合い始めて、本当にあんな奴が好きなのだと実感する毎日。
仕方無いから、誘ってやる。
けれど影山には、月島が外で食事をする姿を想像する事が難しかった。
嫌がるよな、なんかまたムカツク事言うんだろうな…。
なんて思いながらも、足は勝手に月島の教室へと向かって歩いて行く。
『外で?何でわざわざwwwどこで食べたって味変わんないでしょ』とか言いそうだな…。
いや、絶対言うだろ。
そんなことを考えていたらもう月島の教室の目の前で。
ドアをガラリと開け、すぐに目に飛び込んできた月島の顔は驚いて目を見開いていた。
月島の目の前へと一直線にずんずん歩いて行く。
月「なっ、どうしたの王さm…影「一緒に、飯食いませんか…、ゴラァ…」」
ただ誘うだけなのに、こんなにも恥ずかしくてつい目線を横にやってしまう。
影山からの予想外のお誘いに月島も驚かないでもなかったが、こんな時でもエラソーでしかし恥じらう姿が何だか可笑しくて。
月「仕方無いから、一緒に食べてあげてもいいけど?」
笑いながら、そう答えてしまった。
✽✽✽✽
月「で、何で屋上…?」
晴れているとは言え、風邪が少し冷たい。
了承した事を早くも後悔しそうである。
影「や、やっぱ戻るか…?」
月島の機嫌を損ねる事は、ある程度予想していた。
しかし一度了承してくれて浮かれていたのを落とされるのは、やはり多少ショックであった。
月「…はぁ。いいよ、今日だけだからね」
何…、王様のくせに僕に気遣うとか…。
上目遣いとか…。
寂しそうにするの、やめてよね。
表情でこそわかりにくいものの、再び露骨に嬉しそうにするのだから。
こんなのに絆されるあたり、僕も相当重症だよね…。
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