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迎え
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数分後
「あ、だれか来た?」
「すみません。お待たせしました」
そこに立っていたのは、とても綺麗な人だった。
「いえいえ全然!むしろわざわざお迎えありがとうございます。」
「………ありがとうございます」
「私はこの学園の生徒会副会長を努めさせていただいております、福島悠里と申します。よろしくお願いします。早速ですが理事長室までご案内させていただきます。」
「ありがとうございます。」
と、できるだけ柔らかく微笑む。
「ーっ!!!///り、理事長室はこちらです!」
「おっけーでーす!」
そう言って水樹にしたり顔をみせる。
「っ…////よかったじゃねぇか。」
「もー、水樹ったら顔赤くして、かわいー」
「頬突くなよ、うざったい。」
「仲がよろしいんですね羨ましいです。」
そう言う副会長の目は少し寂しそうに見えた。
「副会長さんは…」
「悠理…」
「え?」
「悠理、と呼んでいただけませんか?////」
なんだこの人。可愛いな
「…悠理」
悠理の顔に手を添える。肌が透き通るみたいに綺麗で、細いフレームもメガネも輪郭のシャープさを強調している。
「えっ?あっ、ちょ///!!高野く…」
唇に親指を当てて、軽くなぞるように動かす。
「裕哉でいいです」
「ゆ、うや?////」
「はい。」
「おい。俺もいること忘れてない?」
「ヤダなぁ忘れてるわけないじゃん♪
可愛い弟のことだもん?」
水樹がジト目でこちらを見る。
「…っ、水樹くん、裕哉。これからよろしくお願いしますね。」
悠理は未だ少し顔を赤らめていたが、努めて冷静を装うようにして、そう言った。
「…ハイ」
「では2人とも、理事長がお待ちです。急ぎましょう。」
(へぇ。これから楽しみになってきた♪)
期待を胸に、理事長室へ向かった。
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