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ハジメテ*
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「挿れるよ…」
ゆっくりと、水樹の中に入っていく。
「っ…ああ!ん…」
「力抜いて、水樹。」
「っ…無理…っう」
「水樹。くちあけて」
「ん…?っ!むんっ…っんふぁ…」
深めのキスをすると。力が抜けたのが分かった。
そして奥まで挿入する。
「ーーーーっ!!あ、や、らぁ奥っ、深すぎ、っああ、や動くな、ぅ」
最初は、ゆるい律動を繰り返す。
その度、肌がぶつかる音が水音と重なっていい音が響く。
「ホラ、水樹。聞こえる?水樹のナカ、うれしー、って、こんな音出してるよ。」
わざと音を立てて、水樹に聞かせる。
「う、るさっんぁ、は…そゆ、ことゆうなあっ!」
「もっとシて、って吸い付いて離さない。エロい躰。仕込まれてたんじゃねぇの?」
「ん、なわけ…んあっ!ねぇ、ぁあっ!!や、ソコ、ダメぇっ…!ゆ、やイっちゃ、んっ!!?
」
前立腺を中心に攻めたら、水樹はあっけなく果てそうだったので、律動を止める。
「な、でぇ、?ゆ、やイきた、ぁっん、離し、て…」
「トロトロになっちゃってる水樹かわいいからイかせたいんだけど、ね。折角だし、一緒に?みたいな?も、ちょっと耐えて?」
「っふぁ…や、もぉ…っあ、はやくっ…ああっ!!」
「あ、イきそ。水樹、ラスト頑張って」
一層激しく、水樹の躰を揺らす。
「あ、ぅあっ!!も、おかしくなっ、ちゃああっ!!んっああっ!!!イク、っあああっ!!!」
2人ほぼ同時に達した。
下を見ると、荒い息で意識を飛ばしそうな水樹がいて、また勃ち上がりそうだから目を逸らしておこう。
「水樹、抜くよ…」
水樹のナカから、俺の自身を抜く。
水樹は少しビクッとなり、小さく喘ぐ。
卑猥。
「後処理、しとくから寝てていいよ。おやすみ。水樹」
そう言うと安心した様子で水樹は意識を飛ばした。
水樹が目を覚ましたら、全て忘れてくれていたらいいと思う。
男達に触られたこと、無理やりヤられそうになったこと。
俺とセックスしたこと。
「ほんと、理性って何のためにあるのかなぁ…」
後悔はないが、罪悪感は否めない。
水樹が薬でおかしくなっていたとはいえ求められて興奮しない訳がない。
「悪い、水樹。こんな兄貴で。でも、………」
言葉は口内で掠れて消えた。
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