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当日
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寮までバスが来て、そこから4時間目的地に向かって走るらしい。
あえてバスの理由は守さん曰く、
え、だって奉仕合宿だし。
普通の方が奉仕感でない?ギラギラのバスとか、自家用車で行ったりしたら迷惑でしょ。
らしい。
見た目は普通、と言っても並み以上くらい。でも中身は豪華だ。
座席は超一流のフッカフカだし
なぜか高そうな絨毯もある。
備え付けで一人一台padが付いている。
Wi-Fiもあるから便利だ。
俺たち5人は、Sクラスのバスの一番後ろに乗っている。
「うわー!とうとうやなっ!とうとう来たなっ!俺、むっちゃ楽しみやってん!初めての宿泊行事!久しぶりの外!」
「俺も、転校してきて初かも。外出?」
「俺は外に行くの多いんだけど、一人じゃつまらないんだよ?!あの山奥から外まで出るの地味に遠いから。みんなと一緒だと、まじ楽しーわ!」
「亜嵐、煩い。…海、楽しみ」
「ひどいっ
「海、この時期だと期待できそうだよな」
そう。俺たちはこれから海に行きます。
海の近くのホテルに泊まり、海辺に出てゴミなどを拾ったり、周辺の危ないものをどかしたり。
ホントに庶民的なことをしに行くらしいので、不平不満が出そうなものだが、一年の頃から庶民的なことはしているらしく、そういったものは出てこない。
庶民暮らしの俺としては全くなんと粋な計らいだど言わざるを得ない。
奉仕はちょびっとめんどくさいけど海…楽しみ…
ちょっと嬉しそうな裕也を見てみんなが顔を赤らめたとか。
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