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二日目
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あのあとみんなと合流して、部屋に戻り、枕投げを楽しんで先生に怒られた。
次の日。
いよいよ今日が本格的な奉仕合宿だ!
「ちゃんと水着持ったか?凛也」
「持った…日焼け止めも一応」
「焼けると痛えもんな。お前、肌白いから余計…」
凛也はコク、と何故か嬉しそうに頷いた。
「裕哉!ほら!見て見て!俺浮き輪持って来てん!」
「浮き輪って…遊ぶ気満々かよ」
「あー!笑ったな!貸さへんかんな!」
なんて戯れながら集合のバスまで向かう。
ちなみに席は今回一番後ろではなく前の方だったのでグチョパ(グーチョキパー
)で決めました。
並びは
忍 凛也
貴澄 亜嵐
俺 モブ男(仮名)
です。
俺一人。
「悪いな裕哉」
「帰りはもっかい決め直しするから!」
「…仲良くな」
「ひひっ、ボッチッチ〜」
亜嵐このやろう。
少し不貞腐れた俺は思いっきりモブ男(仮名)と仲良くすることにした。
「えっと、よろしくね?」
俺は最上級のスマイルでモブくんに話しかける。
「あ、ぅ、え//////よ、よろしくお願いしますうぅぅああああああ」
なんか奇声を発してるけども…吐くなよ?
「名前はなんていうの?」
「お、俺っですか?俺、はモブ山モブ男です!」
どうやらこの子はモブ男(実名の)ようです
なぜか、モブ男くんはさっきから最初以外俯き、真っ赤になって震えている。
俺、怖かったかなぁ?
「モブ男くんね。俺は高野裕哉って言うの。同じクラスだし、これからもよろしくね。」
「し、知ってます知ってます!!!裕哉様」
「ゆ、裕哉…様って…様なんてつけなくていいよ笑」
「いやっ!つけさせてください!是非!!」
なんて言って俯いていた顔をガバッとあげる。
バッチリと目が合い、モブ男くんが固まった。
「も、モブ男くん…大丈…」
ふわぁあとかいいながら、意識を失ったように倒れてくるモブ男くん。
支えようと手を伸ばすと、俺が手で支える前に前から伸びてきた手がモブ男くんを掴んだ。
「…裕哉に凭れかかるなんて一世分早えよ」
ちょっと怒ってる?ような顔で見つめてくる。
「俺に凭れかかることなんてそんな貴重なことじゃないと思うけど。」
そういうと亜嵐は、むっとした顔で
「ふーん、裕哉がそういうなら遠慮なく。」
亜嵐はモブ男くんを自分がいた席に連れて行き座らせると代わりに俺の隣に腰を下ろした。
そして。
「お邪魔しまーすっ」
ごろん、と無遠慮に俺の膝に体を横たえる。
それは所謂膝枕、というやつで。
「お前…別にそういう意味で言ったんじゃないからな…まぁいいけど」
(ちゃんとシートベルトはしてます)
なんか猫みたいでかわいい。
ふわふわとした亜嵐の頭を撫でる。
「っ、なんだよ裕哉。俺は猫か。」
「ふは、威嚇してるみたい」
「ひっ掻くぞ」
「猫パンチじゃん」
「るせぇ。」
「ほら、にゃーって言ってみ。」
「はぁ、言うわけないじゃん」
「一回。お願い亜嵐〜お風呂の借りをここで返してよ。」
それを言うと弱いらしく、ぐっと堪えたような顔をして
「にゃ〜….」
と小さい声で言った。
「うん。かわいー」
「かわいいとか言うな、馬鹿」
ジーーー
ん?なんか視線?
周りを見ると近くの席のやつらが身を乗り出すようにして俺らを凝視していた。
ある人は顔を赤くして震えて、ある人は身悶えていた。
「亜嵐の猫ちゃん、見られちゃったね」
「うわ、最悪…死ねるわ…」
「お前ら、カップルみたいなことすんなや。嫉妬するで?」
「ごめんごめん。きすみんもなでなでしてあげようか?」
「は、はぁ!?…お願いします。」
「「「「(俺もされてぇえ)」」」」
と、バスの中が団結した瞬間でした。
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