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誰を想って
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そのまま俺たちは宿に戻り、消灯済みの薄暗い旅館の風呂場の更衣室に向かった。
「ここ、大丈夫なのかよ」
「誰もここにいるなんてわからないよ」
「それもそうか…ん、っ」
裕哉の手が俺の頬をさらりと撫で、唇が重なった。
今までしてきたキスとは比べ物にならないほど幸せなキスに思えた。
「ふ、んぅ…」
舌が絡められ、水音が静かな部屋に響く。
蹂躙される口内から出るその音は耳までも攻め立てられているようだった。
「もっと…」
「ん。」
まるで愛しいものを慈しむような優しく甘いそのキスは、心までも満たして行く。
「は…ぁふ、ん…っ」
「声、漏れてる。そんなにキスが気持ちいい?亜嵐」
「うん…きもちい…」
「エロ可愛いな、お前…ここ、弄られたことある?」
裕哉の手がシャツを捲り上げ、素肌に触れる。腹から胸へと進む手が、乳首を抓る。
「ん、あっ!…ない、はじめっ、て…」
「初めてで、乳首感じちゃうの?ヤラシイ体。」
「だって、ぇ…しょうがない…じゃん」
「しょうがない?」
「んあっ!!や、強く、抓らな…でぇっ」
「こーやって、いじられて、女の子みたいに感じちゃうんでしょ?」
「…っ、んゃ、ソコ…ばっかり」
「じゃあ、このビンビンに勃ててるの、触って欲しい?」
「触って、ほしいっ」
「どうしようかなぁ…亜嵐の、焦らされて滲み出てるよ…」
「早く、っ…お願、い」
焦らされて、早く触ってほしくて、涙が滲んでくる。
「仕方ないなぁ…うわ、ぐっちょぐちょ。キスと乳首で、こんなになっちゃったんだ?」
「ひぁ、っ…ん、ダメっ、そんな…激しく擦ったらすぐ…」
「一回イカせてあげる…ほら、イけよ」
「ひゃ、ぁん、っあぁっ、だめっ、いっちゃああっあ!!」
白濁が腹まで飛び散り、呆気なく果ててしまった。
「すぐいっちゃったねぇ…?こんなんで本当に抱かれるの、初めてなわけ?」
「初めっ、て…こんな、の」
「ふうん?ほんとか、確かめていい?」
「確かめる、って…!?」
ふくらはぎのあたりを掴まれ、がばっと足を開かされる。
かろうじて残っていた下着も剥ぎ取られ、裕哉に全てを曝け出している格好だ。
「元ヤリチン野郎の乱れる姿、俺にもっと見せてよ」
見たことのないような妖艶な笑みを浮かべる裕哉に、体の奥が熱く疼いた。
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