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帰校
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あの後、亜嵐を部屋まで運びみんなには適当な理由でごまかした。
凛也は何かを察したのか、複雑な表情をしていた。
その後、無事平穏に奉仕合宿は終わり、また学校に戻る。
「あーあ、おわっちゃったぁ…奉仕合宿」
「なんやかんやで楽しかったなぁ…海、えらい綺麗やったし…」
「お土産かっちゃった。はいみんな」
「亜嵐、お前…物を買えるようになったのか…」
「凛也俺のことなんだと思ってる?泣くよ?」
「サンキュー亜嵐、これ、バングルか?」
「うん。さっきの店で気に入っちゃって。みんなで種類違うけど、お揃い。」
「めっちゃええやん!かわいい!」
「あぁ。お前、センスいいんだな」
「まぁ、プレゼントには慣れてますからぁ☆」
「ありがとな、亜嵐」
「お、おう!」
亜嵐の顔が少し赤い。大方あのことを
思い出しているのだろう。
俺は亜嵐がなにを想って俺と行為に至ったのか、知ろうとは思わない。
ただ、亜嵐の為になるなら慰めるくらいする。
もしかしたら、身体を重ねることで余計に傷つけたかもしれない。
でも、
亜嵐は俺にありがとうと言ってくれた。
それだけで俺の決断が間違ってなかったと思える。
俺が出来ることといえば何も聞かず変わらず
接する以外にない。
きっとそれが亜嵐にとっても、俺にとってもいいことだと思うから。
さぁ、帰ろう。
楽しい行事が待っているはず。
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