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「何、鈴もしたいの?」
「俺だって女の子とキスしたい」
そう鈴は小さな声で呟いた
「斗太はさ、何でも俺より先に済ませちゃってズルいよ」
鈴はふて腐れて下を向いてしまった
『あぁ~もぅっ』
俺は
「鈴っ」
そう呼んで、顔を上げた鈴に俺はキスをした
少し長めのキスはチャイムの音と共に
チュッ
と、音わたてて唇は離れた
鈴は何が起きたか解らずに、目をパチパチさせていた
そんな鈴に俺は
「キス…したかったんだろ? 良かったな、できたじゃん生憎女じゃないけど」
そう言って、ニッと笑った
「じゃ、俺、先に教室戻ってるから」
そう言って、鈴に背を向けて歩きだした
俺の後ろから
「え? え? えぇえーーー!?」
と鈴が叫ぶ
俺はその叫び声を聞いてクスクス笑いながら教室に戻った
鈴がその後しばらく教室に戻って来なかったのは言うまでもない。
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