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好きに変わる時 scene佐々木
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朝、鏡の前でひたすら
「おはよー」
の、練習をしている男…
佐々木 鈴15才
昨日、15年間ずっと幼馴染みをしてきた男が、自分の事が好きなんだとわかり、朝、顔を合わせた時にどうやって自然におはよーを言うか練習中。
朝早くからずっと鏡に向かって顔を作り、おはよーを連発してる姿はかなり不審だ。
長い事練習してたら
「鈴、斗太君むかえにきたよーっ」
母に言われ、まだ心の準備ができてない俺は、おはよーの前に昨日の事謝るべきか、何もなかった様に笑っておはよーを言うべきか、グルグル考えだしてしまった。
考えてたら、部屋のドアが開いて、あんなに練習した、おはよーは斗太に先に言われてしまった。
俺は、あんなに練習したのに、斗太に返したおはよーは声が裏返っちゃって、ちょっと恥ずかしい。
「何だよ、鈴、まだ頭寝てんのか?」
斗太は笑ってた。
昨日みたいにまだ機嫌悪かったらどうしようって思ってた。
学校に着くまでは、昨日の事が嘘みたいに、いつも通りで、2人よく笑いながら登校した。
良かった、もう怒ってない…そう思って安心した、それなのに…
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