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考え出したら止まらなくて、俺は、教室にも行かずにフラフラと家に帰ってきてしまった。
家にはもう誰もいなかった…
俺は1人部屋でうずくまって、考えてた…
どれだけの時間がたったのかもわからないけど、家のドアが開く音で俺は我に返った
ヤバっ母ちゃんかな
俺は少し部屋のドアを開けて
「母ちゃん、俺、具合悪いから早退したー」
そう言ったら、ゆっくりと階段を上がってきて
ドアの前で
「誰が、お前の母ちゃんだよ」
俺はガバッと顔を上げた。
そこに立っていたのは
「斗太…」
「何サボってんだよ」
「腹が痛くて…」
「嘘つき」
そう言って斗太は部屋に入ってきた。
「鈴…告白された?」
「うん…でも、断った」
「何で? 可愛いじゃん? もったいないな」
「でもっ だって、斗太っ」
そこまで言って、しまった、そう思った
「俺? 俺が何?」
俺は誤魔化す様に
「俺に彼女できたら、今までみたいに2人で遊べなくなるじゃん?」
ヘラッと笑って言った
「…そしたら、俺も彼女つくるよ」
そう言われて腹が立った。
何だよ、何でそうなるんだよ。斗太は俺の事が好きなんだろ?
何でそんな事言うんだよ。
昨日の告白もキスも、何だったんだよっ。
俺は無意識に泣いてた…
「えっ? 何? 何で泣くんだよ? 俺、何かした?」
慌てる斗太に俺は
「斗太はっ俺が好きなんじゃないのかよっ、俺、昨日寝てなかった!!」
その言葉に暫く沈黙して
「あ…え…? 昨日ってもしかして…鈴、起きて? 何だよ、起きてるなら何で寝たフリなんて…その…ゴメンっ俺…鈴に…ゴメンっ」
真っ赤になって斗太は逃げようとした
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