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坂上先生の恋愛相談 scene佐々木
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お菓子よし
ジュースよし
ゲーム…よし持った。
俺は遊ぶ為の準備をして玄関を出る。
歩いて30秒、お隣の家、小野寺家へ向かう。
いつもなら、勝手に家に上がり一目散に斗太の部屋に行く為階段をかけ上がり、そしてベッドに寝転ぶ斗太にダイブ
「あーそーぼー」
そう、そんな感じ。
だけど…
今日は自宅を出た瞬間から何時もと違った。
玄関を出た俺の目にうつったのは、小野寺家のインターホンを鳴らそうとしている同じ学校の制服を着た女子。
だ、誰だ?
俺はポカンとその子を見ていた
インターホンが鳴らされ、しばらくすると斗太が出てきた。
女の子は、緊張していたのか俺に気付かずに大きな声で
「あ、あのっ小野寺君っ好きですっ」
「ほぇっ?」
俺は間抜けにも声が出てしまった。
俺の声に気付いた斗太が
「あ、鈴…」
女の子はパッと俺を見て恥ずかしそうに
「あのっ返事は今度でっ」
そう言ってそそくさと行ってしまった。
残された俺達は、お互い何か話すわけでもなく、その場に立ち尽くしていた。
俺は、玄関に立つ斗太を無言で押し退けて、家に上がり斗太の部屋に入ると鞄からゲームを出してカチャカチャとコントローラーを動かした。
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