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「だからさ…他の奴とするわけにいかないから、斗太のちょっと貸してよ、お願いっ」
「…は?」
「だーかーらっ 斗太のお尻貸してって言ってんの」
「な、何言ってんだよ、ダメに決まってんだろ」
「いーじゃんっ。 少しだけっ! ね? 少しだけでいいから!」
「嫌だって」
「…じゃぁ、俺が誰かとヤってもいいんだ?」
「何でそうなるんだよ」
「だって、斗太のお尻貸してくんないじゃん」
「……」
「俺が他の奴とヤるの嫌だろ? だから、ね? 潔くお尻を貸して? ね? お願いっ」
「…わ…わかっ…た」
「マジ!? やったー!! じゃぁ、早く脱いでっ」
は?
今?
すぐなの!?
こんなん、心の準備なんてあったもんじゃない。
しかし…早く早くと俺を急かし、目を輝かせる可愛い恋人は、日を改めて…なんて聞き入れてくれそうにない。
何でこんな事に…。
俺…本当に尻に入れられてしまうのか…?
俺はどうにか回避するべく色々と考えたが、考えれば考えるだけ時間は過ぎ、目の前の恋人は「早く脱いで」と更に俺を追い込む。
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