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鈴がバカで本当に良かったと、この時ばかりは感謝した。
「だろ? いつも俺は痛みと闘ってんだよ」
「ゴメン、そんな大変なんて知らなくて…」
「いいんだ、わかったらもう突っ込みたいとか言うなよ?」
「うん。 あ~俺のチンチン千切れなくて良かった」
俺は必死に笑いを堪え、鈴にパンツを手渡した。
自分も素早く衣服を着て、「何か飲み物取ってくる」そう言って部屋から出た。
俺は冷蔵庫を開けて飲み物を取り、笑いを深呼吸で落ち着かせ、部屋に戻ると
「なぁ、先っちょ少し入ったから、俺、童貞卒業?」
「あー、卒業卒業。良かったな」
卒業かどうかは微妙。
いや、むしろしてないだろ。
でも、そうでも言っておかないと、リベンジされかねない。
だから…
良かったな、そう言っておく。
鈴は上機嫌で鼻唄なんて唄ってお菓子を食べ始める。
本っ当にバカで良かった。
まぁ、そんなところが可愛かったりする。
次の日…教室で鈴は同じクラスの増田に
「増田のチンチンすげぇ固いんだな、だってヤりまくってんのに千切れてないし、俺なんて1回で千切れるかと思った」
そんなバカな事を言って、増田を困らせていた。
「小野寺、お前の幼馴染み君…バカじゃねぇ?」
「…知ってる」
そのバカは、今日も俺に可愛くお願いをする。
「斗太、お弁当足りなかったから、斗太の少し頂戴? お願いっ」
「食えば」
張り合っても大体は俺の勝ち。
だけど、このお願いに勝てない俺は、結局鈴には敵わないんじゃないかと思う。
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