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してはいけない事
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見てはいけないもの。
これを見てしまう天才として、俺の名を記憶している不届きなヤツはおまえか?
ハァー。しかし、今回これを読めば間違いなく、してはいけない事をしてしまう天才として、おまえらの記憶に残るんだろうな・・
何故なら自分でも、つくづくそう思うからだ!
いや、そもそも今、俺は最大にしてはいけない事をしてしまった訳だ。
つまり、酔って白石の部屋に押し掛けた。
それならまだいい。言ってはいけない事を言ってしまったのだ!
全ては夢だったのだと思いたい。
しかしそうは都合よく行く筈もなかった。つねると身体中痛いからな。ついつい信じたくなくて、身体中をつねってみたんだよ、どこもかしこも痛いぞ。特に脇腹の肋骨の上は痛い。
なんて発見はどうでもいい。
夢ではない証拠はもう一つ。
アイツの獣のような眼が、こちらを見ているではないか!
こうなったら何とか、さっきの一言を取り消すしかないのだが・・
そんなことが通用するか、この男に・・。
いや、しない。
絶望とか、恐怖に近い感情が胸を締め付ける。まるで仔鹿になったような、この心臓・・
ヤバいヤバいヤバい・・ヤバい! ・・
なんて幾ら心で叫んでも、どうにもなるものじゃない。
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