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悪魔、つるつるにされる。《6》
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だけれど、ぶつかったラジエルの視線が…。
何というか…。
妙に熱っぽくて、再び吾輩は怯んだ。
「な…、何だ…?」
「いや、なんか…、お前、良いな…」
何が…………?
芽生えた疑問は恐ろしすぎて、口には出せなかった。
「男っぽい美形っつうか、色気があるっつうか…」
「き………、気色悪い事を言うなっ!!」
男に色気も何もないだろう!
やっぱり、此奴は変態だ…!
違った意味で不穏な雰囲気に、後ろに逃れようとして、すぐ背中は壁だった事を思い出した。
背中に嫌な汗が伝っていく。
「わ、吾輩はタイプじゃないんじゃなかったのか!?」
「いやいや、あれ、間違い」
「ま………………」
間違い!?
「いやぁ、髭を剃れば、多少は見れる様になるかと思ったけど、超好みの顔してんじゃん。ラッキー」
「何がラッキーだ!寄るなっ!!あっちへ行けっ!!」
にやにやと気持ち悪い笑みを浮かべるラジエルに、本格的に泣きそうだった。
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