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悪魔、後悔する。《5》
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「だよねぇ~。ちょっと触られただけでひんひん鳴いちゃう様な敏感で淫乱な体で、誰かを抱いたりできないよねぇ~」
「き、貴様っ!吾輩を侮辱する気か…!?ひゃ…!?」
すりすりと鈴口を撫でられて、ピクリと反応してしまう。
「侮辱なんてとんでもない。敏感で、可愛いって、言ってるんだ」
「な…にが、可愛いだぁ…ぁ…」
耳元で囁かれれば、先程よりも愛撫の手がぬるぬるとした感触に変わってくる。
「可愛いって言われて、興奮してるの?先走りぬるぬるなんだけど」
「ひっ…ぁ、違っ……」
興奮なんてしてたまるか!
そう言おうとした言葉は、ラジエルの口腔へと飲み込まれた。
「ん…んぅっ…ふっ…」
舌を絡められて、口腔内の隅々まで舌で嬲られる。
舌先から痺れて、思考に霞みがかってくる。
男同士でキスなんて冗談ではないのに、昨日の刺激が強すぎたせいで、抵抗感が薄れているのだ。
そうでなければ、こんな行為に嫌悪感を感じていない事実の説明がつかない。
「キスで、そんなうっとりしちゃって…、ベルフェゴール侯爵様は口の中も気持ちいいんだ?」
「ん…ふ…は、ち、違っ…」
言いかけて、はたと気づく。
何故、吾輩の素性を知っているのかと…。
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