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新しい日常
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「おはよ」
友達1「お~!はよ!昨日は大丈夫だったか?」
「昨日?何かあったか?」
友達2「はぁ?とぼけんなよ!体調崩して帰ったんだろ?拓哉が言ってたぞ」
「あぁ、大丈夫。見ての通り元気に復活!」
友達1「なら良いけどさ!でよ、拓哉がまだ来てねぇんだけど、何か聞いてねぇ?」
(まだ来てない……?)
「え?いや、何も聞いてねぇけど……」
友達1「マジかよ。風斗も聞いてねぇのかよ!アイツが来てねぇなんて珍しいよな」
友達3「な~アイツ絶対風斗が来る前には来てんのにな!何でか知ってるか?」
「理由か?さぁ?知らねぇ」
友達3「アイツ、一番にお前を見ねぇと元気が出ねぇんだってさ!大体、アイツとお前って来るのはぇよな。あと、お前を一人で待たせたくねぇとも言ってたぞ。風斗ってアイツにすげぇ大切にされてるよな!昨日なんていっつも一緒に帰ってるお前が居ねぇから元気なかったしな」
(…本当は大切にされてる事も守ってくれてる事も知ってた。昨日は知らねぇって言ったけど…気にかけて貰えてるってスゲェ嬉しい……って、嬉しいとか思っちゃダメだろ俺!俺は拓哉離れするって決めたんだから……)
「そうかよ。ってか、そんなんアイツが勝手にやってるだけだろ?アイツも俺離れしねぇとだよな」
「そうだな」
急に後ろから聞こえて来た聞き慣れた声に、大袈裟に身体が反応するのが分かった。
友達2「お?拓哉、はよ~!珍しいなお前がおせぇとか」
「寝坊した。風斗、はよ」
「お、おう。おはよ」
(ヤバい。全然顔が見れねぇ)
友達3「ん?風斗、どうかしたか?顔があけぇぞ?」
「いや、何でもねぇ」
こんな感じで俺の今日は始まった。
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