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新しい関係
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自分の気持ちを自覚した途端、拓哉に会いたくなった。
話せなくてもいいからとにかく拓哉に会いたい。
拓哉が俺と距離を置こうとしてるのも、俺にあんな事した責任をスゲェ感じてるのも分かってる。
けど、俺がいつも何をしても拓哉は俺の傍に居てくれた。
だったら、次は、俺から拓哉の傍に行かねぇといけねぇと思った。
考えたら即行動の俺は、直ぐに拓哉ん家に行った。
俺は、震える指先でインターホンを押した。
インターホンから聞こえた声は、拓哉だった。
「はい?」
「俺!開けて!」
「風斗?何しに来たんだ?」
「話があるから、ここ開けろ!」
「俺は話したい事はねぇ。ワリィけど帰れ」
(クソッ!強情な奴だなぁ!!こうなったら!!)
俺は力一杯玄関のドアを叩きながら、大声で名前を呼んだ。
「拓哉く~~~~~~~~~~ん!!!開けて下さ~~~~~~~~~い!!!」
けど、なかなか玄関のドアは開かない。
それでもめげずに名前を呼ぶ。
「たっくやく~~~~~~~~~~~~ん!!!」
「だぁぁぁ~!!!ったく、分かったよ!!開けるから、叫ぶな!!!」
「アハハッ!早く開けろよ~!」
拓哉は、ようやく折れて玄関のドアを開けてくれた。
「よっ!拓哉!何で今日置いて帰ったんだよ!ヒデェ奴だなぁ!」
「文句言いに来たのか?悪かったな。明日からは置いて帰らねぇ様にするよ。じゃあな!」
「ちょっ、待て待て待て!家、上がってもいい?」
「はぁ?お前何考えてんだよ?」
「ダメか?」
「チッ。はぁ~分かったよ。どうぞ?」
「ッシャ!サンキューな!お邪魔しま~す!」
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