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お泊まり(拓哉視点)
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風呂から上がって、部屋に戻れば、風斗は俺が敷いた布団の上で俺の漫画を読んでいた。
それまでは良かったんだ。
(……クソッ!!さっきから心臓の音がウルセェ!!何だ、この状況は!!何で、俺の布団に風斗が潜り込んでんだ!?これは、あれか?俺への試練か?それとも、獲物を前にして手が出せない苦痛を味合わせる為の神様の罰か!?どちらにしろ、俺が辛い事に変わりはねぇ。ここは一旦、風斗から離れて貰わねぇと、俺の理性が、死んじまう!!)
「なぁ、お前何で俺の布団に入って来てんの?お前の布団は俺の隣にあるだろ!」
「何だよ!別に少し甘えたって良いじゃねぇか!」
すると風斗は、俺に今まで言った事の無い言葉を口にした。
あの風斗が甘えたいと言ったのだ。
あのいつもツンツンしてる風斗が。
俺は、ニヤケそうになるのを必死に抑えて、風斗を自分の布団に戻そうと一生懸命説得したが、あえなく撃沈。
風斗は、そのまま眠ってしまった。
(はぁぁぁ~頑張れ、俺!!…じゃねぇよ……マジで、寝顔可愛いな!って、そんな事よりどうすんだよ……俺の地味に反応しちゃってんだけど!?)
トイレに行きたくても行けねぇこの状況で、俺は、風斗を抱きたいと思う欲望がどんどん膨らんでいるのが分かった。
それでも、ギリギリの所で、ダメだという理性が働いて、欲望理性欲望理性とずっと行き来していた。
結局、理性が勝ったけど、俺は、朝が来るまで殆ど眠れず、明日は学校が休みで良かったと心の底から思った。
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