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61本目、見て。※
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「あっ…はぁ…あっ…」
暖さんが手を動かす度に体がビクビクと反応してしまう。
けれど昨日とは違い、恥ずかしいと思うよりもっと触って欲しいと求める気持ちの方が大きい。
「歩生…浴衣、脱いじゃえば」
暖さんはそう言うと僕の胸元に手をかけて浴衣を脱がせてきた。
腰の帯のせいで中途半端にしか脱げていない。
「…それもエロい」
「わかんな…い…ぅ…はぁ……」
「これじゃあ物足りないんでしょ?」
暖さんはそう言うと無理やり起き上がる。
そして僕を押し倒してきた。
暖さんが上に来ると“今からするんだ”という実感が湧いてきて心身ともに期待で満ち溢れている。
「体調は…?」
「それ、俺に乗っかって発情してた人が言うセリフ?」
「ごめんなさい…」
「…じゃあバンザイして?」
「…え?」
とりあえず言われるがままに両手をあげた。
暖さんは自分の浴衣の帯を取ると僕の手首を巻き付けてしっかりと結んだ。
手を動かしてみても全然解けずその様子を見て暖さんはクスクスと笑う。
「えっやっ…動けない…」
「だからなにをされても抵抗できないね。のぼせてた俺を襲おうとした罰…なんてね」
そう言うと暖さんは手の自由が利かない僕を焦らすように脇腹を指先でツーっとなぞる。
指が体に触れる度にゾワッと鳥肌が立つ。
「ひっ…ぅ…」
「どう?」
「くすぐったい…です…」
「ふぅん」
今度は胸元を優しく撫でられた後に乳首を爪先で何度も弾かれる。
その度に痺れるような感覚が襲い腰や下半身まで反応してしまう。
「歩生敏感で可愛い」
「はぁ…あっ…」
「気持ちいいの?」
「気持ち…い…」
暖さんが僕を見る目がいやらしく思えた。
その目で、その手で…また僕のことを激しく抱いてほしい。気を失うほど長く激しく。
「ここはどうして欲しいの?」
「あっ…!」
暖さんはまた僕の下半身を触る。
下着越しに揉まれるだけではもどかしくてたまらない。
早く直接触れて欲しい、気持ち良くなりたい。
「ほら、どうして欲しい?」
「…気持ち良く」
「どうやって?」
「えっ……と……手で…」
「…こう?」
「んっ…あ…」
暖さんは下着に手を入れて握った。
わざと言わせようとしているんだ。
恥ずかしいと思うことを言わせるのを楽しんでいるんだ。
けれど僕も言う度にゾクゾクしてしまっていることに気づいた。
「あっ…あ…ん…!」
また暖さんに触れられている。
動かせない腕のせいで僕からも触れたいのに触れられない。
その“お預け”がまた僕の心を惑わせる。
どういう訳かそれすらも快楽のひとつになっているようだ。
僕は暖さんに虐められることにハマってしまっているのかもしれない。
僕がそんなにエッチだと知ったら…暖さんはどう思いますか?
「どんどん固くなってる」
「やっ…ダ…ダメ…!気持ち、い…や、ダメ…ぇ」
「止めていいの?」
「…止めないで…ください…」
「素直じゃん」
「あぁっ!あっ…ん…!はぁ…ぁ…そんなに…そんなに早く動かしたら…ぅう…」
気持ちが良すぎて頭が沸騰しそうだ。
呼吸は乱れるし体も意思と反して勝手に動く。
イきそうなのを我慢しようとすればするほど余計にゾクゾクしてしまい気持ち良さのループに本当に気をやってしまいそうだ。
暖さんはとにかくずっと僕の顔を穴があきそうなほど見てくる。
絶対に変な顔をしてしまっているから逸らしたいのに、僕のことを見るその目を見ていたくて逸らせない。
もっと見て。僕を見てください。
手首を縛られているのにそれにも興奮してしまって、暖さんの手で扱かれて我を失いそうなほど乱れている僕を。
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