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65本目、脱力。※
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「…暖さん、動いて欲しい…」
「…分かった」
優しく抱きしめてくれていたけれど、中は入ったまま止められていたからもどかしくなってしまう。
暖さんはまた体制を起こすと僕の腰を持つ。
「暖さん…激しく…して欲しいです」
「また腰を痛めない程度にしないとね」
「…痛くなってもいいです。今は激しくしてもらいたくて」
「……発情期の時だけ、ね」
そう言うと暖さんは腰を動かしだす。
素早く奥を突かれると腰がビクビクしてしまうし中も暖さんのでぐちゃぐちゃにされているみたいだ。
このまま、激しいまま…果ててしまいたい。
発情してるせいなのか感じても感じても足らない。もっともっと、と求めてしまう。
「あっ…!ぅ…ん…ひぁ…うっ…」
「っ…歩生…めっちゃ締まってる…」
「い…ぃ…気持ち…いっ…はっ…ん…!」
「力抜いて…っん……」
そう言われても力を入れているつもりもない。
息を吐いて力を抜こうにも上手く呼吸が出来ていないのだから難しい。
意識してしまうと逆に力んでしまっている気がして、中が暖さんので擦れる度に余計ゾクゾク感じてしまう。
「なんで…歩生、余計にキツくなってるけど…わざと?」
「ちっ…がう…っ…んぁ…わからな…ぁ…うっ…」
「はぁ…っ……ほら、力抜いて…」
「で…できない…ですっ…!」
暖さんの呼吸もだいぶ乱れてきている。
中が締まっていると暖さんはより気持ちいいのだろうか?
「暖さん…っ…気持ち…い?」
「うん、余裕ないくらい」
「…良かった」
僕だけじゃなくて二人で気持ちよくなれていて安心する。
お互い薬が切れているからではなく、発情期だからでもなく…心から求め合えている気がする。
発情期じゃない日でもこうして愛してもらえるだろうか。きっとそうだと信じている。
「ぁ…あっ…だ、んさん…!暖さん…っあ…」
「歩生…可愛い」
「気持ちいい…奥が…すごい…っ…あぁっ…」
段々気持ちよすぎて果てそうになってくる。
何度達しても落ち着かないどころかより発情してしまう。
暖さんとこうして過ごせるのなら発情期も悪くないかもしれない…なんて思ってしまう。
三ヶ月に一度の地獄が、今はそんなに辛くないと感じている。
暖さんがいてくれたから…愛してくれたから。
「っはぁ…ぁ…あ…暖さんっ…や…い…気持ち…ぃ」
「歩生、そろそろ…イきそ……」
そう言うと更に激しくなり肌がぶつかり合う音が大きくなった。
「あぁっ…!あ…お…く…っんぅあ…奥が…そ…こ、気持ち…ダメ…気持ちぃ…ぅ」
「…っ…はぁ…ぁ…歩生…」
暖さんは達する瞬間にそれを抜いて僕のおしりに精液をかけた。生暖かい感覚がしている。
「…はぁ、歩生…平気?」
「っ…ぁ…はぁ…っ…はぁ…」
気を抜いた途端に暖さんが指を入れてきた。
そしてそのままゆっくりと中で動かし出す。
「ぁ…暖さん…待っ…ぅ…あぁ…ん…はぁ…っ…ダメ…ダメ…や…ぁ…あん…ぅう…っ…」
「すごいエロい音してる」
暖さんの言う通り、クチュクチュと音を立てている。それに対して急に恥ずかしくなる。
まだ敏感なせいで力が抜けたはずの体がビクビク反応してしまう。
「…ちゃんと流しに行こう」
「わかりました……」
「動けそう?」
「な、なんとか…」
暖さんは指を抜いた後に僕の手首の帯を解いてくれた。
久しぶりに腕が自由になり何だか不思議な感覚だ。
体全体の力が抜けたせいか鉛のように重くて起き上がるのには時間がかかりそうだ。
また明日も足や腰が痛くなってしまう予感がした。
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