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181本目、罪悪感。
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「うわーめっちゃ楽しみ、長野さんて一瞬しか見てないから顔そんな覚えてないな」
「あはは……」
僕らは今電車に乗ってる
長野さんに行けると連絡したらすぐにおいでなんて言われて暖さんにそれを言うと学校とバイトを休んで行こう、という事になった
た、単位……平気なのかな
バイトだって僕はひとり暮らしで稼がないとだし
暖さんの荷物をまとめ終えた後に1度僕の家に行き荷物をまとめてすぐ出発した
暖さんはすごく楽しそうにしてる
「歩生表情暗いけどノりきじゃない?」
「単位とバイト代が心配なだけです」
「俺が養うよ、一生かけて」
「……お願いします」
暖さんは冗談で言ったらしく少し驚いたような顔をしてた
その後すぐに笑顔に戻った
「うん、まかせて」
「でも両方とも休むなんて罪悪感あります」
「平気だよ、ドキドキしてるなら俺もだから」
「え、暖さんも休むのに罪悪感ありますか?」
「違う違う、歩生とつき合ってからは初めて出かけるから」
「……僕とは違う理由ですね」
つきあう、そのワードにドキドキするのは僕もだ
電車に座りながら周りに見てぬよう手を繋ぐ、これだけで幸せに満ち溢れてる
それくらいにはドキドキしてる
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