アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
186本目、ふわっ。
-
「これでどう?歩生くんはワックスとかでベタベタ盛るよりもふわっと広げると可愛いね。より柔らかい印象になるよ」
「す、すごく顔が……見えます」
「見えてた方が暖くんも君の可愛い顔が良く見えていいと思うよ」
鏡でまるで変わった自分をぼんやり見ていたら椅子を180度回転させられた
「彼氏さん、どうですか」
「……」
暖さんはじっと僕を見つめた
黙ったままただただ目が合っていた
変とか?似合わないとか?
やっぱり顔が出過ぎてる……
「……ありがとうございます市川さん」
「佳でいいよ、市川さんだなんて堅苦しい。まぁ君の恋人をこんな可愛くさせてしまうから慕いたい気持ちはわかるよ」
市川さんは得意げな表情ををしてた
好きなことをさている時や話しているときはとても笑顔が多い人だ
きっと長野さんの前ではずっと笑顔なんだろうなと思った
「歩生」
僕が暖さんから視線をはずした瞬間に名前を呼ばれまた暖さんを見た
パシャっていう音とともに暖さんはとても笑顔になる
「新しい待受」
「どっどうせなら……暖さんも髪の毛……」
「やろうか暖くん?」
「いいんですか?」
僕と場所を交換して次は暖さんの番
僕も待受にしよう
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
186 / 595