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お見舞い
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いつ頃来るかな?と思いながら待っていた時、病室の扉が開いて、三人が入って来た。
作:「悠君~?生きてる~?」
「フフッ、生きてるよ。今日は来てくれてありがとう」
龍:「思ったよりも元気そうな顔をしていて安心した」
「二人とも、心配かけてごめんね」
作:「ううん。悠君が無事なら良いんだよ~」
龍:「あぁ、作馬の言う通りだ。悠久が無事ならそれで良い」
「ありがとう」
和:「お~い!!お三方、俺の事忘れてねぇか?」
「忘れてないよ!和也も来てくれてありがとう」
和:「まぁ、いいけどさ。ほい、これ。昨日お前が食いたいって言ってたプリン」
「生クリーム付き?」
和:「当たり前だろ。約束したからな。ってかお前、どんだけ生クリーム重要なんだよ!!」
「だって、プリンに生クリーム乗ってたら、美味しさが倍増するんだもん!!」
和:「男が『もん』なんて言ってんじゃねぇよ!!鳥肌立つだろ!!」
「アハハッ、ごめんごめん。でも、ありがとう。大切に頂きます」
和:「大切って……大袈裟だな。まぁ、好きな時に食え」
「うん!!」
龍:(ちゃんと、食欲もあって笑えるのか……良かった………)
作:「ねぇ、悠君」
「ん?何?」
作:「ずっと聞きたかったんだけどさ、何でいっつも和君にしか電話しないの?」
「え?電話?」
作:「だってさ、悠君、僕達の電話番号も知ってるのに、絶対電話掛けるの和君じゃん!!僕だって悠君から連絡欲しいのに………」
「えっと…………作君?連絡って、何の………」
和:「お前が、風邪引いた時の連絡とか何でもかんでも全部俺にしか連絡しねぇから、二人も連絡が欲しいんだってさ」
「………………?そうだっけ?」
作:「そうだよ!!僕も連絡欲しいよ!!」
「そ、そうだったんだね。ごめんね。特に和也に連絡しないとって思ってた訳じゃないんだけど、無意識の内にそうしてたんだと思う。高校からずっと何かあった時の連絡は和也にしかしてこなかったから」
作:「じゃあ、これからは僕達にも連絡して!!和君だけじゃなくて、僕達にももっと頼って!!」
「うん。分かった。作君にもちゃんと連絡する」
作:「うん。約束だからね!!」
龍:「俺にもだからな」
「うん。分かってる。龍にも連絡する」
龍:「あぁ」
こんな感じで、別に僕が襲われた事を深く聞かれる訳でもなく皆とワイワイ言い合いながら楽しく話していた。
その時、僕の携帯電話が鳴った。
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