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朝の教室にて
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「でさぁ、あれ誰」
「はぁ?何が」
「だーかーらーー、昨日の美人さん!」
「あぁ、七海さん?」
次の日、学校に行って教室に入るなり俺にタックルをかましてきた旭。聞きたいことがあるー、なんて勿論その用件は昨日学校に来た七海さんの事だった。
「お前いつからあんな美人と知り合いなんだ」
「いつからって、」
「あ!高岡いんじゃんかー!!」
旭と話してる途中で北村も丁度来た。あー、もう、うるせぇな。
「なぁ誰だよ昨日の美人は!」
「俺もそれ聞いてたんだよ、気になるよな!」
きゃんきゃん俺の周りで騒ぐ2人。若干まだ覚めきってない脳を回転させ質問に答える。てか、朝から本当元気だよなこいつら。
「七海さんは、俺の姉貴がよく行くカフェの店員さん。俺もこないだ着いてった時に学生証忘れたわけ、んで届けに来てくれたの」
「へぇー!それってアレかなぁ、よく女の子達が話してるけどー、かっこいい店員さん多いってカフェ」
女の子の知り合いが多い旭だからかそういう情報も入ってくるのかもしれない。
「なんでさぁ、旭と高岡には女の子が寄ってくるわけ?まあ、高岡の件に関しては男だけどさぁ。あんだけ美人なら、ねぇ。おっぱいないけどさ」
「お前いつまで経ってもおっぱいとかそんなん言ってっから童貞なんだよ」
「どっ…!?……あ、あっくん!!高岡が虐めるうううう!!!」
「あ、こら、引っ付くな!暑苦しい!」
北村は顔立ちが割と幼い所謂童顔。まあ、身長は旭と変わんねぇけど、なんにせよ性格がこうだから同学年の女子には見向きもされない。きっとこういうのは歳の離れたお姉様とかにウケるんだろう。てか、だいぶ大人な人格の持ち主じゃないと扱えない気がする。
「まあ、そのうち俺にも紹介しろよな」
「お前には田端がいるだろうが」
「いやぁ、まあそうなんだけど。そう言えば昨日の洋がくっそ可愛くてさぁ」
「うぜぇ、急に惚気んな」
いまだ旭に抱きつき泣き真似をする北村をフルシカトしながら田端との惚気を延々としだす旭を俺はフルシカトしながら、昨日の七海さんの赤い顔を思い出していた。
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