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NO.9
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「本当、可愛い。」
「誰か違う輩に取られないように
しないとな。帰ったら……」
そう言って航夜はニヤリと笑った。
その顔は獲物を狙う野獣のようだった。
「なんだよ。怖いっツーの!
そんなことより!どうすんだよ!」
まだ、地面に座りこんで居る藍は
理性が戻ってきたのか口調が荒くなっている。
「抱っこする?」
「はぁあ?やだっ!」
「なんで?」
「だ、だって恥ずかしぃ…」
「じゃあ、おんぶ?」
「うんと、えっと、抱っこより
も……。」
一人悶々と格闘した末に答えが決まったようだ。
「おんぶ…に、する。」
「了解」
決定権は、顔が見えないから、らしい。
「はい、イイよ。」
「……失礼しますゥ。」
腰が抜けている藍は腕だけ首に廻した。
それからは、航夜が腰を支えて持ち上げた。
「よっと…最近ちゃんと食べてる?」
「食べてるよ!」
「本当か?ちゃんと食えよ。」
「食べてるし。」
「俺的には、フニフニしてた方がセックス
する時気持ちいいから好き。」
「じゃあ、フニフニにする。」
大好きな夫の好みの人で居たいと思うのは、
藍だけではないと思う。
「無理しなくてイイよ。」
「べ、別に…自分で作って食べるし。」
「や、俺が餌付けする。」
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