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《12》
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「朝早くから悪いな。」
『どうした?征広からの電話なんか珍しい。』
「まだはっきりしていないけど、どうやらシュンのことを調べている男がいる。」
『え・・・なにをだよ。』
シュンが吉川と暮らしていた部屋に行ったことがあるから、ほじくり返されてでてくるものを想像できるのだろう。
「なにって、色々だろうな。もちろん俺とのことも美味しいネタだろうさ。もしかしたらモリの所にも接触があるかもしれないけど、何も言わないでくれ。ウンもハイもなしで。」
『そんなもんキッパリ追い返してやるよ!』
「だ~~め。モリは致命的に嘘が下手だから。それはいいことだけど、ライターみたいなのを相手にして無傷でいられるわけがないだろう?俺これから何本か電話しなくちゃいけないところがあるから、美野達に連絡まわしてくれるか?」
『わかったよ。ハタケのこと頼んだよ、守ってやってくれ。』
「当たり前だ、俺が守らなくて誰がする。」
切れた電話を見ながら考える。あとは先生と、秋元さんと・・・。
サイ、早いとこ身元を洗ってくれ。
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