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「三原、その後出入りは?」
「ありません。」
「行徳はすぐに出せるように、ここに居てくれ。何があるかわからんからな。ネオ、中の男に鍵をあけさせろ。」
オートロックのインターフォンに部屋番号を打ち込み返事を待つ。
インターフォンの画像に映りこまない位置に、裕とわたしは待機していた。
「さっき電話した青シャツの男で~~す。あけてくんない?」
「いや…それが、大変なことになっていて!」
「だったら、余計に助けがいるんじゃないの?ま、いらないなら帰るから一人でどうにかしなよ。」
自動ドアが開いた。インターフォンのモニターが消えたのを確かめて自動ドアに近づくと、ネオが内側から自動ドアを開けた。
たった3階だというのに、やけに遅いと感じるエレベーター。
イライラしながら壁を叩いていると裕に肩を掴まれる。
「まず中の男にドアを開けさせる。俺とネオが先に入るから、お前は最後。そしてドアの鍵をかけろ。
来るなと俺が言ったら、そのまま下に戻れ。行徳の車で斉宮の所にいって指示を仰げばいい。
できるな。」
「わかった・・・。」
「余計なことはするな、暴走すれば関にかかわる、わかるな?」
「わかった・・・。」
「いくぞ。」
「ありゃ、もう鍵あいてますよ。よほどテンパってんじゃないですかね?高宮さん。」
ネオがドアを開けた瞬間ギャアギャア喚く女の声と、怒鳴り散らす男の声が雪崩れ込んできた。
「騒ぎはまずい、とりあえずドア閉めろ。沢木はここに待機。いくぞ、ネオ。」
靴のままズカズカと部屋に入り込んだ裕はまっすぐ声のする部屋へ向かう。
ネオがドアをあけると、大音量の怒声。それに対抗する裕の凄味のある怒鳴り声
「うるせえ!黙りやがれ!」
さすが本職・・・。ピタっと止まる声。
「お前ら!!!関になにしやがった!!ぶっ殺してやる!!!!!」
逆上する裕の声をきいて、居てもたってもいられなくなり奥の部屋に駆け込む。
顔から胸にかけて血を流している裸の女
顔面蒼白の裸の男
ベッドに横たわる・・・ひろ・・ゆき
「ひろ・・ゆき?」
真っ白な顔。なんだ・・それは・・刺さっているのか?
両腕を拘束され捩じれた身体。脇腹から流れる一筋の赤い血。縛られた足首、内股を伝う赤。
後孔から噴き出たようにのぞく黒いバイブ。
バイブさえなければ、磔にされたキリストの姿を描いた宗教画のようだ。
「宏之に何をしたぁぁぁ!!」
目ばかりをギョロギョロさせている女を思い切り張り倒す。壁まで飛んでズルズルと伝い落ちた。
許してやるものか・・・お前が手をだしたものの大きさを知るがいい!
「お前の自慢はこの胸か?自尊心がここに詰まっているのか?どうなんだ!」
あらん限りの力で乳房を握る、いっそうのこと握りつぶしてやろうか?
「どうしてやろうか?握りつぶしたら皮膚が破けて何がでてくる?一緒に見物しよう。どうだ?」
「いたああぁぁいい!離して!痛い、痛い!」
こんなグニャグニャした身体・・・!脇腹を蹴り上げて床を転がす。
鈍い音がしたから、ろっ骨が折れたかもしれない。
どうでもいい、この女の骨なんて・・・実にどうでもいいことじゃないか。
「二度とみられない顔にしてやろうか?一筋ずつナイフで切り刻んでやろうか?
自慢の胸を平らにしてしまうのも、いいかもしれないな。
二本刺を繰り返して、人工肛門にしてやろうか?
膣が裂傷になるぐらい、列をなした男の相手を毎晩してもらおうか?
冗談だと思っているだろう?残念ながら違うよ。
今言った提案は・・・フルコースの前菜程度のレベルだ。
メインに行き付くころに、お前が正気である保証はないな、わかるか?自分のした事の罪深さを!」
顎の下を右手で掴み壁に押し付ける。足が浮くほど高く。
「げはっ、がぁ」
「へええ。苦しいわけ?この生ぬるい苦痛が快感だと勘違いするような場所に、堕としてやる!」
「碧・・・さ・・ん!」
ひ・・・ろ・・ゆき?
「碧さ・・・ん。そんなのに構うより・・・先に・・・。」
「ひろゆきぃぃ!!!」
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