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守りたいけど……
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灰崎side
依頼ポストを見に行くと、一通の封が入っていた
作業場として使う一室の部屋に戻り、依頼を開き、確認する
思わず目を見開いた
この依頼、昔のテツナと同じ境遇
渡すか迷ったが、テツナはそうゆうのが大嫌いだ
テツナとは幼い頃からの友人
だから、彼女が嫌いなことや好きなことももちろん知ってる
しばらく迷ってたが、俺はテツナのいるロビーへと向かった
テツナをみつけ、呼びかけた
「テツナ」
「依頼?」
「あぁ
今回の依頼はテツナにとって、過酷なものかもしれない」
「どう言う意味ですか?」
「……これを見たらわかる」
疑問に思いながら開かれる依頼
俺は不安が募るばかりだった
彼女の表情を、見つめてた
はじめは平常心だった
だが、突然顔は青ざめ、震え始める体
彼女を見つめることしかできない俺は見つめ、やがて封に紙を戻してた
「祥、できます
この依頼、引き受けます」
「……無理はすんな」
ポンと、私の頭を撫で俺は、依頼室に戻った
入ったと同時に、ドアを蹴る
ガタンッ
「クソッ……、クソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソ!!!!!!!!!!!!!!!」
なんで自分はこんなに無力なんだ
こんなに俺は守りたいのになんでっ……
守りたいのに、テツナ────。
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