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まずはアイよぴ
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あかがみんクラフトの収録が終わって、ともさんの声とともに皆Skypeを抜けて行く
自分も抜けようか、そう思った時、Yさんからチャットが来た
『アイク、明日用事ある?』
チャットにはそう打たれていた
明日...か
大学が終わったら、その後はフリーだな..
自分はキーボードに素早く指を打ち付ける
『大学が終わってからなら、全然大丈夫だよ』
『そうか。
じゃあ終わったら俺のバイト先来れるか?
最近バイト先の喫茶店ですごく美味しい紅茶が出たんだよ』
『わかった、明日は午前中で終わるから、2時で良い?』
『うん。
じゃあ待ってる』
そう言って、お互いSkypeを切った
そして翌日
埼玉に新幹線で来て、Yさんが言っていた喫茶店に向かう
外装はすごくシックで、おしゃれな感じだった
ドアを開けると、残暑だった外とは別に、冷房の効いた風が自分に吹き付ける
ドアについていた鐘がカランカランと鳴って、喫茶店の制服姿のYさんが奥から出てくる
よぴ「いらっしゃいませ、お客様は御1人ですか?」
アイ「ふふっ、1人です。
自分相手でもかしこまるんだね」
よぴ「ま、客だしな。
さぁ、テーブル席でよろしいでしょうか?
窓際の2人席が空いています、ご案内致しますよ」
自分はYさんの案内に従って、窓際の席へと移動する
少しして、Yさんがメニューとお冷を持って来てくれた
よぴ「ご注文がお決まり次第、ベルでお呼びください」
アイ「はーい」
よぴ「......楽しそうだな?」
アイ「そんな事ないよ?」
実際、自分でも自覚してるぐらい浮かれている
制服姿のYさんが見られるんだ、楽しいに決まっている
Yさんが去ってから、自分は片手にお冷を持って、メニューを開いた
あ、季節限定ローズティー
バラの香りがする紅茶か...興味あるなぁ
じゃあこれと...あとマカロンでも頼もう
自分はお冷に口を移して、年代物のベルを鳴らした
Yさんが用紙を持って、自分の前に来る
よぴ「ご注文はお決まりですか?」
アイ「期間限定ローズティーと、マカロンセットBをください」
よぴ「ローズティーとマカロンセットBで。
わかりました。
以上でよろしいでしょうか?」
アイ「はい、以上で」
よぴ「では、メニューはお預かりします」
Yさんにメニューを渡して、彼はそそくさと戻っていく
しばらく外の景色を眺めたり携帯をいじったりしていると、
トレイを片手に持ったYさんがやってきた
よぴ「お待たせしました。
ローズティーと、マカロンセットBです」
アイ「ありがとうございます」
おぉ、バラの花が飾られている
興味を持って少し飲んでみると、ふわっとバラの香りがする
美味しい....
よぴ「それ、俺のオススメ」
Yさんが自分の空いていた向かいの席に座る
彼は、自慢げに腕を組んで笑う
アイ「あれ、Yさん..バイトは?」
よぴ「ん?今は休憩」
Yさんはそう言って、自分で持ってきたお冷を飲む
カランという氷のぶつかる音と、飲むたびにこくりとなる喉元に、思わず見惚れていた
よぴ「...?どうした?」
アイ「いえ、Yさんって上品だなーって思って」
よぴ「上品?」
多分、自分の言ってることに意味がわかっていないんだろう
頭に思いっきりはてなマークが浮かんでいる
少し可愛いなって思いながら、マカロンに口を移す
よぴ「一口くれ」
アイ「えー、どうしようかなぁ」
よぴ「...」
自分が美味しそうに頬張ると、Yさんはこっちを見て物欲しそうな顔をする
その表情に負けて、マカロンを一つYさんの口に近づける
アイ「口開けて?」
よぴ「?」
Yさんが口を開けると、自分はマカロンをYさんの口の中に入れた
口を閉じると、どうしても口の中に指が入ってしまう
まぁ、狙ったんですけどね
少しいたずらしてYさんの舌を指でなぞる
よぴ「んっ...」
アイ「あ、ごめん...」
わざとらしく謝ると、Yさんは怪しむような目でこっちを見る
ある程度Yさんの舌を指で愛撫して、指を抜く
少々息遣いが荒いのは、多分気のせいだろう
よぴ「っは、わ、悪りぃ...もう休憩終わるから....」
アイ「うん、行ってらっしゃい」
Yさんは頬を少し桃色に染めながら戻って行った
たまには、彼のバイト先に遊びに来るのも良いかもしれない
残暑の中、店内には涼しい風と、ローズティーの香りと、
Yさんのほんのりとした匂いが漂っていた
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