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夜中の訪問者。
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「…帰ってくださいよ、3人とも。
俺は桜木とあまーい夜を過ごしたいんです。」
仙道はため息をもらしながらそう言った。
すると
「…恋人じゃねー」 と流川。
「そうだ!仙道と花道が恋人のわけがねえ!あいつはフリーだ!!」 と宮城…
「俺はかえんねーぞ!今日は泊まる!」
三井がそう叫んだ瞬間、
仙道、流川、宮城のどぎつい視線がクワッ!!と三井に集まった。
「な、なんだよ!」
「三井さん…泊まるんすか?」
「にゃろう…」
「俺もまだ泊まったことないのに?」
怖い怖い!
ジリジリと三井に歩み寄る3人の男達。
三井、顔に青い縦線。
「…はっは、はっはっは!うらやましーかてめーら!!!!」
それでも無理やり強気に笑う意地っ張りな最年長の三井。
「…羨ましかねー」
流川がキッパリと答えた。
「俺も泊まる」
「るっ、流川…っ」
「俺、俺だって泊まる!」
「当然俺も泊まるよ。」
「宮城…仙道…!」
こうして、なんやかんやで
四人とも泊まることが決定したのであった。
もちろん桜木の意思なんか関係なく。勝手に。
「それにしても遅いな、花道」
「たかがジュース買うのにどんだけかかってんだあのやろーはよ。」
「…」
「俺がゆっくり行けって言ったからね。」
仙道が笑う。
素直でいい子だなぁ、と胸を踊らせながら。
「…フン。」
流川が不満そうに仙道を睨む。
暫しの沈黙────
トントン、トントン。
玄関のドアがノックされた。
「!誰だ?」
宮城が誰よりも早く反応を示す。
だが一番に立ち上がったのは流川だった。
がちゃり。
流川が玄関にたどり着くよりも先にドアが勝手に開いた。
なんとなく予想はしていた。
今の時刻、午後11時48分。
そして問答無用で開くドア。
ここは桜木の家。
予想はついていた。
その人物は────
「あれ、なんで流川がここにいんだ?」
桜木軍団、影の支配者…水戸洋平、だった。
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