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ああ、鮮明に思い出しちゃった花道君。
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がちゃり。
寝室のドアがゆっくり遠慮がちに開いた。
仙道、三井、宮城、水戸は
ピクリ!とその音に反応を示す。
中から出てきたのは赤い髪をした…
最愛の人…桜木花道。
4人はすぐさま桜木の足元に土下座した。
「なっ、なんだおめーら…!?」
「ごめん!!花道!!」
「悪かったよ、桜木」
「昨日はほんと悪かった!!」
「花道、スマン!」
「「「「だから……………」」」」
「「「「嫌わないでくれ!」」」」
見事に同時だった。
まるでリハーサルを何度もやったあとかのように感じるほど
息ピッタリの四人衆。
桜木は目を見開き、ただただ驚いていた。
「お、おまえら…」
桜木は感動した。
実は昨日、少しばかり言い過ぎちまったかなと悩んでいたからだ。
だがしかし無理やりキスをされたのは揺るぎようのない事実。
それに加えて自分がときめいちゃったのもまた事実。
桜木は謝ろうか謝るまいか
考えてた、が
先にコイツから謝ってくれるなんて…!
桜木は嬉しかった。
そして当然のごとく許した。
…うーん、実に単純で優しすぎる男である…桜木花道…
作者は桜木の行く末が不安だった。
その頃、深い深い眠りについていた流川だったが、
やっと起きたようでワイワイと声がする5人の元へ近づいた。
いや、正確に言うなら桜木の声がする方へ導かれたのだ。
「ぬ…ルカワ…」
桜木はドキリと胸を鳴らした。
なぜなら桜木の目にルカワの唇が映り込み
昨日の夜中の一番目の熱いキスを思い出したからであった。
「…どあほう…」
思い出してしまってからはもう早かった。
さっきまで見れた四人の顔すら見れない!
ガッチガチに緊張しまくった桜木は不自然なまでに「の、喉乾いたぜ」と右足と右腕を同時にだし、台所へ向かったのであった。
「流川…おまえも謝った方がいいぜ?」
宮城は言った。
だが流川は「なんで」と状況が掴めていないようで。
「昨日花道に大嫌いって言われたろーが。
俺らはたった今花道に謝ったんだ。
てめーも早く謝っとけ。花道に嫌われたくねーならな?」
「イヤだ。」
「はあ?」
「どあほうにキスしたことなんの後悔もねー。あやまる必要がねー。」
うぐ、
確かに、と。宮城は動揺した。
すると仙道が「まぁ、人それぞれだろ。さ、俺も喉乾いたことだしコーヒーでも飲もっかな。」
と、台所へ向かったので他の四人もそれについて行った。
…ごほん、
このまま上手くいくでしょうか。
桜木花道…こやつ、
かなりこの五人のことを意識しちゃってるわけですが!!
…うーん難題ですなぁ、ねぇ?越野さん。
『俺に言うな!って、オマエ作者の癖にちょいちょい話に入ってきちゃだめだろーが!!』
…あ、すいません!!
さ、さてさて…
桜木がソファーに座り、ミルクココアを飲んでいます。
己を落ち着けようとホットミルクココアを選んだ健気で可愛い桜木花道は
謎に高鳴る心臓とこの花道にベタ惚れの5人衆相手に…どういう対応をするのか、
まさに見物なのであった。
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