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ごめんね、三井くん。
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時刻は2時51分。
中途半端な時間が一番暇である。
洗い物を終えた水戸は
桜木の隣に腰掛ける。
便所に行った三井はまだ帰ってこない。
少しだけ心配に思った兄貴性分の水戸は、ゆっくりと立ち上がり、便所に向かった。
水戸は扉の前に立ち、
ノックしようと拳を出した…その時、
「…っ、ん…」
「…!!!」
ピーン!!
男のカンが働いてしまった水戸。
…いや、違う。カンというより…これは…
男なら誰しもわかっちゃうことだ!
しばらく扉の前に立ち止まり、固まってしまう。まさに顔面蒼白。
「…さくらぎ…っ」
ああ…三井さん…
花道の名前を呼んでる…!!
こ、これは放っておいたほうがいいな、と
水戸はUターンしようとした…
その時、「なにやってんだ、洋平。…ってあれ、ミッチーまだ便所はいってんのかよ。」
花道…!!
桜木がこっちへ向かってきている!水戸はたじろいだ。
これはやばい!!
水戸は小声で「こっち来んな、花道!!」と伝えるが、桜木は問答無用で近づいてくる。
そしてドアをノックしちゃったのだ。
────ドンドン!
「おいミッチー、うんこかー?」
あっちゃー…
水戸は頭を抱えた。
そして心の中で静かに三井に謝罪した。
(オナニー邪魔してスイマセン)…と。
その頃、ミッチーはかなり慌てて…
いやもう、慌てすぎて「うんこだ!!」なんて叫んじゃったから
もうその後、水戸は笑いをこらえるのに必死だったという…
もちろん桜木は爆笑しちゃって三井が可哀想なのはもうお約束といっても過言じゃないだろう。
三井はトイレから出た後、スッとさりげなく換気扇のスイッチを押すのであった。
(う、うんこじゃねえ…)
その頃、流川はというと
ソファーで物静かに寝に入っていた。
よく寝る男、流川楓である。
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