アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
天然小悪魔桜木花道の判定は如何に!
-
「…で、どっちがヨかった?」
「うぬ…」
眠りから覚めた桜木は風呂に入り、
服を着て 二人の男の前に正座をしていた。
「もちろん俺だよね?桜木♡」
「なっ…」
「花道の正直な気持ちを言えばいいんだぜ。
…気とか使うの無しな。もちろん俺にも。」
「…洋平…」
桜木花道は 悩んでいた。
正直、男とヤるのは抵抗があった。
気持ち悪かったとも言える。
初めてでケツの穴にチンポずぼずぼいれられて
気持ちイイ!なんて言う淫乱バカではない。
でもゼンリツセン?とか言うのに
当たるとスゲー気持ちよくなったのは事実で…
特に仙道の…あのデカイので突かれた時は
失神しかける!ってほどヤバかった…
洋平の 愛のあるセックスも気持ちよかった。
最初は いやだったけど、やっぱりドキドキしたし…
「わかんねぇ…」
ふとこぼした、この言葉が 結果 だった。
「わかんない?どいうこと?桜木」
「俺…ど、どっちも…その…えっとだな…
き、きもちかった…し、だから…あぁ…えーと…」
「勝負は引き分けってわけだ。」
洋平が言う。
…そのとおり。
桜木の言いたかったことはまさにそれだった。
仙道は嬉しそうに立ち上がった。
「やった、じゃあまだ水戸と付き合うのは未定になるってわけだ!」
「うっ。」
「…ちっ」
洋平が舌打ちをする中
桜木は少し申し訳なく感じた。
(…洋平…)
だが仕方ない。
勝負は引き分け。
しかも桜木は 仙道とのセックス中
思わず仙道にときめいてしまい、
“好き”という気持ちがよくわからなくなっていたのだ。
その桜木の心情に洋平も気付いていた。
だから 仕方なく…舌打ちをして
その件には了承したのだった。
「よ、洋平…」
気まずい花道。
おそるおそる話しかけてみる。
「…花道、俺に気ぃ使ってんならいらねぇからな。
お前と俺の仲だろ?心配すんな。
付き合うまでいつも通りダチでいようぜ。」
が、
思わぬこーんな優しい言葉を聞いてしまい
桜木はホロホロ泣き出してしまうのであった。
(ごめん…洋平…)
「わー♡かわいい桜木♡」
そんな桜木を見て仙道はニヤニヤ笑ってる。
水戸は思った。
(…こいつが来なけりゃ…花道は今頃俺のモン決定だったのに…ちくしょう…
ぶっ殺してぇ。)
穏やかなスマイルの裏には
ぐっちゃぐっちゃな暗黒のハートを持つ水戸洋平だったのであった。
だが呑気そうに見える仙道にも
裏の心はあった。
(…水戸がいなけりゃ、今頃桜木は俺の腕の中にいたのに…
…しかも勝手に付き合うだの…さすがに焦ったぜ…
ま、ひと段落かな。
…ぜってぇ、桜木は俺のもんにする。
誰にも渡さねぇ!
…つーか桜木可愛い…まだ泣いてる。抱きしめたーい♡)
後半暗黒じゃないが…
とりあえず恋する人間は腹黒い。
唯一桜木が 綺麗なハートを持っているのであろう…
罪悪感に 涙を流すくらいなのだから。
…ちょっと小悪魔的 素質があるかな?
桜木花道は男を虜にしてしまう
天然小悪魔のようである。
うーむ、こりゃ大変だ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
37 / 90