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流川くん、ファイト!
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「なあなあ、オマエら一体俺んちに何しに来たんだよ…」
右に仙道、左に流川がベッタリと桜木にくっついてる状況を迷惑そうにして話しかけた。
すると仙道が
「もちろん桜木とイチャイチャしにきたよ」
と悪びれもなく答えるもんだから
つい照れてしまった。
(うう…コイツはぁ…性懲りもなく直ぐ
小っ恥ずかしいこと言うんだ…!)
「あれ?桜木顔が赤いよ。
もしかして嬉しい…とか?」
「…ななななっ、なっ、断じてそんなわけ…ぐわっ!」
流川が桜木を自分の方に抱き寄せた。
まるで仙道から桜木を離すようにして。
すると仙道がニコリと微笑みながら言った。
「へえ、流川って独占欲強い方なんだ」
「ドクセンヨク…?って、つーかそれよりルカワ!!腕離せっ!首が苦しい!」
ジタバタともがく桜木。
「…イヤだ」
「ぬぁにー!?オレサマを殺す気か!!コラ!!」
ぱっと腕の力を緩める流川。
さすがに好きな人が苦しいといえば
冷酷な彼でも優しいものだ。(?)
「…苦しくはなくなったけど…なんだこれは…なんで俺が流川に抱きしめられなきゃなんねーんだ!?」
「ウンメイだから」
そこまで言って、
仙道がふっと笑った。
「運命、ねぇ。」
「…なんだ」
「…ん?…桜木の運命の人は俺だと思うなーってさ。」
「…んだと。」
流川が顔をしかめる。
「ね、桜木?俺らもうカラダ重ねちゃっ…」
「だああああああっっ!!せっせせせ、せんどう!!!言いいうな、いうな!!言うな!」
流川に抱きしめられたまま叫ぶ桜木
その様子を見て仙道はケラケラと笑い始めた。
「流川はせいぜいキス止まりだろ?」
「…てめー…どあほうに何かしたのか…っ」
「うん、したけど。」
ガッ!!!!
「ルッルカワ!!?」
突然、流川は立ち上がり
桜木を避けて、仙道に殴りかかった。
仙道の唇の端からうっすら血が流れる。
「いてえ…」
「せっせんどー、大丈夫か!?」
心配そうに仙道の方へ駆け寄ろうとした桜木の腕を掴み阻止する流川
「…こんなやつほっとけ。」
「なっ、いきなりてめーやっていいことと悪いことがあんだろが、ルカワ!」
「うるせー」
流川がそっぽを向いた瞬間
鉄拳が振られた。
ドガっ!
「っ!」
「いてーじゃねーか流川」
「…てめー…」
桜木は仙道と流川の睨み合いに
驚き、思わずビビりながらも
そのふたりの間に身体をねじ込んだ。
「ケンカはやめろ!
やるなら外でやれ!近所のひとに迷惑になんだろーが!!」
「……桜木…」
「…どあほう」
桜木の必死な顔にふたりはとりあえず、一旦、怒りを収めた。
…だが流川はまだ殴り足りないようで
もう一発このあと殴っていたが。
そのあと桜木にお仕置きされてた。(殴られる。)
ひとまず3人は座り直し、流川が先に口を開いた。
「…てめーどあほうを襲ったんか」
「なっ、ルカワ!?」
「襲ってねーよ?…同意の上だよ。
な?桜木。」
「…!!!!」
かぁああっ!と顔を赤くする桜木
それを見た流川は、「…にゃろう…ふざけんな。付き合ってんのか?」
「つきあってない!!なんで俺がせんどーなんかと!!!」
「ひどいなー桜木ー。」
「…じゃあなんで…」
流川が呟く。顔を真っ白にして。
よほどショックらしい。
「第1な、殴る順番間違ってるよ流川。
まず先に殴るべきなのは水戸だから」
「は?」
「水戸がまず桜木とヤリそうになって…」
「センドー!!言うな!
なんでこいつにそんなことばらさなきゃなんねーんだよ!!!」
「桜木、ちょっと黙ってて。
流川に説明してやんないと殴り合いだよマジで。バスケ出来なくなっちゃったらどうすんの。
出場停止とか…なったらヤバイだろ?」
「うっ、」
「…なんで水戸がでてくんだよ」
「水戸と桜木、付き合いそうになってたの
俺がたまたま居合わせて止めたんだ。
んでsexで決めようって。
水戸が勝ったらそのまま付き合う。
でも俺が勝ったから とりあえず水戸と桜木は付き合わさずに済んだ。
というわけで俺と桜木はもうヤッてる、と。こーゆーこと。」
長々と滑舌に喋る仙道
桜木は目をつむり、耳を塞ぎ顔を赤くしたまんま
こたつの中に潜っていた。
「……俺もヤる」
「…は?」
「俺もどあほうとヤる。」
「流川…おまえ、マジで言ってんの?
たしか童貞だったよな?…ははは、」
「ヤレル。だから出てけ。
出てかねーと本気でブッコロス。」
本気の目の流川
…ちょっと考えた素振りを見せた仙道は
にこりとわらってこう言った。
「その代わり、俺が桜木と今後ヤッたり付き合ったりしても文句言わねー約束なら
出てくぜ?」
「……言わねー…たぶん。」
「…ま、いいや。…よし、じゃあ俺帰るわ。じゃーな、桜木♡…って聞いてねーや。
流川もまたな。頑張れよw」
そう言って仙道が渡したのは
使いかけのローションだった。
「なんだこれ」
「挿れるときケツん中いれてやれよ。
それおまえにやるから。」
「……さんきゅ。」
そうして仙道は帰っていった。
その頃、桜木はまだこたつの中で耳を塞ぎ続けていた…
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