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前 戯
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「ん…ッはぁ…」
こうやって俺が触ると決まって桐嶋さんが感じやすいのは、
雰囲気のせいなのか、体質のせいなのか…
ニチニチと生々しい音を立ててその熱を扱きながら、快感に耐える桐嶋さんを拝む。
そして俺もまた昂ってくる。
それは昨日と同じパターンで…
この姿を見てるだけでもイけそうだ。
「桐嶋さん、あの、俺……
な、舐めてみてもいいですか?」
ふと思ったことをダメ元で問いつつ、
桐嶋さんの足元の方へと体制を変える。
言い出したのはほんの出来心で、やれるかどうかも定かではないが、
この人がもっと感じてる所を見たい。
つまりは、
フェラなるものを実践したいわけだが…
次に見た桐嶋さんは、
有り得ないという顔で俺を凝視していた。
「は、はぁ?! やめろよ…汚ぇだろ!」
言うと思った、気にすると思った。
かといって、そこまで嫌なわけでもなさそうだ。
「俺の好きにさせてくれるんでしょ?」
もっともなことを指摘してやると、ぐっと言葉に詰まる桐島さん。
「うるせぇ…俺が駄目と言ったら駄…
ぉ、おいッ!!」
そんな理不尽な言葉を無視して、先の部分にちろちろと舌を這わせ始める。
…舌で触る感触って、こんな感じなんだ
熱くて、固くて…
俺、こういうことすんの、
案外嫌じゃないかも。
…相手がこの人だからなんだろうけど…
「あー…でもやり方わっかんないな…」
「だったらやるな! お前、ほんと…ッ
ぅぐ…ん!!」
シーツをぎゅうっと握り締めているのを見ると、そこそこに気持ち良いんだとは思うけど。
「はは…声らして、声」
調子に乗って咥えたまま喋ると、
一瞬ビクッと身を震わせて、嗜めるように頭を押さえつけられた。
「るせぇって…ぁっ
この、下手くそ…」
そんなへなへなの声で言われてもなぁ。
俺だって今までやったことないんだよ。
上手く出来るわけない。というか、上手くてたまるか。
「ちょっと感じてる癖に…」
「く、んん…!! 」
要領のわからないなりにも、頑張って根本まで口に納める。
歯を立てないようゆっくり舐め上げると、桐嶋さんは堪らないって顔をした。
「ぁは、良い感じ…」
まぁ、気持ち良くてもまだイかせてあげないけどね…
口から離れると、自分の唾液で指を濡らす。
ちらりと様子を伺ったところの桐嶋さんは、顔を覆って荒い息を繰り返していた。
(…いい、よな?)
片足を持ち上げ、
27年間こんなことに使ったこともないであろう後孔に、ゆっくり指を差し入れる。
入れ始めにつぷりと固く阻まれる感触がして、
俺の指は少しずつ中を滑った。
「ぃっあ?! 痛…な、何だ急に…」
「何って、入れるんだったら慣らさないと…
今ローション使うんで」
本当に痛そうだけど、この眺めはすっげぇいやらしい。
俺はすかさず用意したローションを手に取り、わかりやすいようにもう少し足を開く。
恥ずかしいのか、その足でグイグイと押し返されるが…
「待っ…ん゙〜〜ッ」
構わずチューブ状の入れ物をあてがい、粘性のある液を注入した。
更にたっぷりのローションと共に、指を再びゆっくりと差し込んだ。
「も、なんか変だ…気持ち悪ぃって…」
グチュッと指を納め、
また引き抜く。
繰り返すうちに、
桐嶋さんの苦痛に染められた表情は、段々と落ち着いたものになっていった。
「っく…ふ…」
「指、増やしますね」
「ああ…」
滑りを利用して、ぐりっと中で何本かの指を動かすと、短い悲鳴が聞こえた。
「いっ…!てぇな!
丁寧にしろ丁寧に…
んなとこ弄んの、初めてなんだからな」
激しく文句をぶつけてくる桐嶋さん。
…何しても怒らないって言ったくせに。
結局この人のペースじゃないか。
少々ムッとするが、
そこまで嫌がられると不安になってくる。
「すいません…俺も男性相手は初めてなもんで」
「ほんとお前は、何やらせても……
んっ…ぁ? 待て。ち、ちょっと待て…」
…お
反応が変わった…
このチャンスを逃すかとばかりに、中で指を突き立てる俺。
「ぇ、どしたんです。…ここですか?」
「…ぅあッ?!
てめ、待てっつったろ!!」
あー駄目だめっちゃ怒った…
でも絶対、今の反応の仕方は…
一瞬聞こえた上ずった声に、俺は密かな期待を感じる。
「もしかして…いいとこ発見した?」
「…知らねぇよ
けど、なんか変だ…
変な、感じ…が…ぁッ」
確かではないけど…
桐嶋さんの中に、ちゃんと性感帯があるんだ…
明らかな反応を見せた所を中心に、グチュグチュと中を掻き回す。
その度にこの人は声を耐え、身体が跳ねるのを抑えつけていた。
「はぁ、ん…ぅッ! ぐ…」
こ、れは…
何も言ってくれないけど、
結構良さそうだぞ。…何も言ってくれないけど。
「ちょ、もう…
入れても…いいですか…?
限界なんですが…」
こんな可愛い人を前にして、
優しい紳士を繕い続けるのは、なかなか辛いものがある。
俺がすがるように言うと、
ふらふらとおぼつかない目を合わせてくる桐嶋さん。
その見つめ合いが5秒程長引いたところで、
「っはぁ…いいよ。来い」
腹を決めたように俺の肩に手を掛けてくれた。
そして、全身の力を抜くように、大きく深呼吸する。
(絶対辛いよな…けど、
俺の為に頑張ってくれるんだよな…)
ご厚意に甘え、俺はじりじりと体制を低くした。
「ほんとに、いきますからね…」
我慢し続けた俺の熱が、
当てがった桐嶋さんの入り口で、ジュプリと卑猥な音を立てた。
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