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王様
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回想
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コンコン
リオウ「どうぞ」
執事「リオウ様、王様がお呼びです」
リオウ「僕に?」
執事「はい。」
リオウ「僕を呼ぶなんて珍しいね」
執事「お急ぎのご用だと申しておりました」
リオウ「ふーん、分かった下がっていいよ」
執事「かしこまりました。」
リオウ「お父様が僕をね、嫌な予感がするな」
そういいながらリオウは長い廊下を歩いてく
そして一番奥の大きなドアを開けるとそこには
まさに王座の間と言われるにふさわしい部屋に一人の男がウロチョロしていた。
?「リオウはまだか?早く話さないとまずいのに…」
リオウ「お父様、僕をお呼びと聞いたのですが?」
王「リオウ!!よく来てくれた、リオウ大事な話があってな」
リオウ「何ですか?大事話って?」
王「実はな…リオウ!!お前には人間が通っている学園に行ってもらいたい!!!」
リオウ「はぁ?なんでですか?」
リオウは嫌そうな顔をして王に聞く
王「実はな、今ヴァンパイアは人間との共存を目指してるのは知っているな?」
リオウ「知ってますが」
それがどうしたんだと言うような顔してリオウが言う
王「だかな、共存と言ってもすぐに何か行動できるわけがなかったんだがな、私の契約者に学園の理事長をやっている奴がいてな、そいつが面白い提案をしてきてな、その内容がヴァンパイアを少数学園に入学させてみないか?という提案だったのだ!!」
興奮したような様子で王がリオウに言う
リオウ「それで、その話をなんで僕にするんですか?」
王「まぁ、それで色々話合ってな、やはり人間の血の匂いをかいでも大丈夫な奴がいいとなってな」
リオウ「そうじゃあないと危ないもんね」
王「ああ、だがそうなると人は限られてきてな、信用があり、なおかつ人に混じってもばれない者で、そして何かあった時の対応やら考えると、全員お前がいいという結果になった」
リオウ「はぁ?僕がありえないんだけど」
王「これは、貴族を入れて会議をしてなくてな、城の中でいるやつと会議した結果お前だったんだ」
リオウ「嘘でしょ?僕よりもリアン兄様の方がいいでしょ」
王「あいつは第一王子だろう?」
リオウ「ならアルト兄様は?」
王「あいつはプライドが高い、自分の事を過信し過ぎだからな、だから私はお前に行ってほしいんだ」
リオウ「はぁ、分かったよ行けばいいんでしょ?」
諦めた顔をしてリオウが王に言う
王「ああ!!ありがとな、リオウ!!」
リオウ「はいはい、あ、言っておくけど番犬はつれて行くよ?」
王「番犬らは、お前の言う事しか聞かないからな、そう言うと思って前もって伝えてある」
リオウ「そっか…後1つだけお願いがあるんだけど」
王「なんだ?」
不思議そうな顔をして王がリオウに聞く
リオウ「僕が、学園で好き動けるようにしておいてほしい」
王「別にいいと思うがなんでだ?」
リオウ「せっかく行くんだったら楽しまないと損でしょ?」
悪巧みをしているような笑い方でリオウが王に言う
王「まったく、そこがお前の悪い癖だな」
呆れた顔をして王がリオウに言う
リオウ「自分で自覚しているからいいんだよ」
王「はぁ、あ!後なリオウ、実はもう1つ話さないといけない事がある…」
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