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満月の夜
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リオウは目を直した後、
振り向いて、
ハクトに聞いた
リオウ「で、ハクト何か分かった?」
リオウはハクトに転入生の情報と、
ヴァンパイア貴族達の情報を調べさせていた。
リオウの問いかけに、
ハクトは話始めた
ハクト「はい、まず転入生の事ですが…、
転入生は族の総長をしていたのですが、編入を理由に族はぬけたみたいです。
調べた所情報に偽りは見当たらないので、転入生の後ろにヴァンパイアがいるか、操られているか、それともヴァンパイアとはまったく無関係かと思われるます。
次に、ヴァンパイア貴族の事ですが、当主達の居場所は確認できました。
当主達は全員ローズ帝国にいました。
ですが三名の当主達の息子が任務や仕事などと理由で、ローズ帝国にいない事が分かりました。
それらを考えると、この三名の中の誰かがリオウ様殺害を企んでいると思われます。
そして、転入生と接触して今にいたる…私の個人的な考えはこんな感じです。」
ハクトの説明の中で、
リオウは一つ疑問に思った事があり
ハクトに聞く
リオウ「ねぇ、転入生がその息子かもしれないと可能性はないの?」
リオウの考えにハクトは…
ハクト「私も考えましたが、このあいだの食堂の時に転入生が「この学園に赤い瞳の奴はいるか?」っと聞いてきたんです。
リオウ様の言うように貴族の息子達という可能性もありましたが、貴族が自分の家を危険にさせる行為はしないと思いました。
よってそんな軽はずみな発言はしないという考えになりました。
それならば、ちょうど転入するという情報をどこかで手に入れ転入生に接触した、という方が安全性もあり、なおかつ自分の名前がすぐにあがる事もないので、貴族達がやりやすいのではと思いました。」
っと答えた
そのハクトの答えに、
またリオウは考える…
リオウ「ハクトの考えていることが、あっているのなら何故赤い瞳と言ったんだろ?純血達は全員金の瞳をしている、僕も本来の瞳の色は金だ。
だから、金の瞳だと言った方が確実に分かるのに何故なんだろ?」
リオウのそんな疑問にハクトは、
ハクト「転入生をあまり信用していないからではありませんか?それに、純血種はいつでもその血を狙われているものです。
リオウ様が金の瞳にしていないと思っているのかも知れません。
安全性をとって赤い瞳にしていると思っているのかもしれませんね。」
自分の考えを次々と答えて行く
そんなハクトの様子にリオウは、
リオウ「はぁ、まだ断定はできないか」
リオウは疲れたように溜め息をはいた
そんなリオウを見てハクトは
ハクト「お力になれず申し訳ありません」
っといい、悲しそうな顔をしていた。
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