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conditionally Ⅱ〜side木兎〜
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ハッと目を覚ますとバスは目的地に到着していて
俺は この上ないショックを受けた
「…な…何故だ…」
窓を叩く俺の背中を 赤葦が引っ張る
「木兎さん行きますよ」
「…あかあしぃ」
「はい 残念でしたね とにかく降りて下さい」
「…うぅ」
俺は 赤葦と番になりたい
赤葦の入学式から ずっと言ってるのに
当の赤葦本人はアレが出来たらコレが出来たらと
色々俺に条件を出してくる
そんなのクリアしてやるぜ‼︎と思ってるのに
いつも絶妙に出来なくて その度に凹む…
「…赤葦」
「木兎さん 直ぐ試合ですよ⁇ ほら…」
そう言って俺の手を引いてくれるのに
俺が引っ張ろうとすると パッと離してしまう
「もう 置いて行きます…」
「わぁ‼︎ 待てよ‼︎」
俺に背中を向けて 先を歩く赤葦の白い項
何度も噛みつこうとしたけど
それは今日まで 一度も叶っていない
「…何でだよ…赤葦…」
なぁ…お前は…何で…
因みに赤葦が
俺のこの問い掛けに答えてくれた事も
一回も無かった
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