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each Ⅱ〜side灰羽〜
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「何回言えば解るんだこのバカ‼︎
手で取り行くな‼︎ 足動かせ‼︎ 足‼︎」
「…うぅ」
いつもの夜久さんとの放課後居残り練習
鬼の様に怖い夜久さんと 飛んでくるボール
「あれ⁇」
心が折れそうになった時 ボールの勢いが弱まり
俺は難なくボールを夜久さんの元に返す事が出来た
「…夜久さん⁇」
「…え⁇…あぁ…」
心無しか 夜久さんは赤い顔をしていて
俺は首を傾げてしまった
「…やりゃ出来んじゃん 今日はここまでにしてやるよ」
そう言って俺に背中を向けると
ボールを籠に戻して スタスタと歩いて行く
「や 夜久さん⁉︎」
「悪りぃ… 片しといて…」
夜久さんは乱暴だし 口も悪いけど
こんな風に俺に片付けを押し付けたりなんて事は
今まで 一度も無くて 虫の知らせの様な物を受けた俺は
早々にボールを片付けると
息を切らしながら部室のドアを開けた
その瞬間 甘ったるい香りが俺を襲い
疲れが 一気に吹っ飛ばされていく
バクバクと心臓が動く中
夜久さんが鞄を抱き抱えているのが見えて
その横に俺も屈み込んだ
「…夜久さん」
「…う…あ……りえ…ふ…」
辛そうに眉間に皺を寄せる夜久さんを抱き上げると
対面の状態で 俺の膝の上に乗せた
「…夜久さん…めちゃくちゃ可愛い…」
「…ふ…ぅ…かわいい…とか……いうな…ばか…」
俺の肩をグーで叩いているけど
いつもの様な勢いは無く 痛みも一切感じなかった
「夜久さん…キスしても良いですか⁇」
今まで 手は嫌々ながら繋いでくれても
キスは しようとすると容赦なく殴られていた
「…っ」
しかし 今日はいつもの様な抵抗が無い
恥ずかしそうに俯いた夜久さんの顎を持ち上げ
ゆっくり顔を近付けていくと
あの夜久さんが ギュッと目を瞑ってくれて
それだけで俺の心は鷲掴みにされていた
「…夜久さん」
最初は触れるだけのキス
それを何回か繰り返した後 少し唇を離して
夜久さんの口が薄く開いたのを見計らってから
今度は舌を捻じ込んだ
夜久さんから 鼻にかかった甘い声が漏れ始めて
香ってくるフェロモンとの相乗効果で 俺の下半身に響く
ソレを夜久さんにわざと当たる様に動かすと
微妙に身じろぎしだしたので
逃げない様にガッチリと腰を掴まえておいた
反対の手でハーフパンツと下着を下ろすと
先走りが漏れ出る其処に手を伸ばした
「んあ⁉︎ や‼︎ リエーフ‼︎」
俺の手にすっぽりと収まるお陰で愛撫がしやすい
直ぐに グチャグチャとエッチな音がして
俺の手は 白い液体でいっぱいになった
「…は…ぁ…ぅ…」
夜久さんは
グッタリしながら俺にもたれかかってきて
目の前にあった旋風に 俺は唇を寄せた
「…夜久さん エッチしたい…
…夜久さんと…エッチしたいです…」
俺がそう懇願すると 夜久さんは目だけ俺に向けた
潤んではいるが いつもと同じ意思のある強い瞳
ジッと見つめていたら
顔を反対側に逸らされてしまった
…やっぱり…ダメなのかな…
無意識に 小さな身体をギュッと抱き締めると
夜久さんが ぼそぼそと何かを呟いた
「え⁇ 何ですか⁇」
耳を夜久さんの口元に近付けると
いつもの怒鳴り声からは かけ離れた声が聴こえた
「…お前…持ってんのか…⁇」
「…え⁇ 持ってるって…何を⁇」
純粋な疑問を口にしただけなのに
夜久さんは 俺の頬を引っ張ってきた
「い いひゃいです‼︎」
「だ だから‼︎ その…」
夜久さんが もごもごと口ごもる
俺はといえば
夜久さんが何を言いたいのかが解らなくて首を捻っていた
「…だから…俺としたいんじゃないのかよ…」
恥ずかしさの限界を迎えたのか
夜久さんは 俺の胸に自ら顔を埋めている
「………」
俺は脳ミソをフル活用して夜久さんの言葉の意味を考えた
『持ってんのか…⁇』
『俺としたいんじゃないのかよ…』
「………‼︎」
ピンと来た俺は 夜久さんの肩をガシッと掴み
興奮気味に 夜久さんと向かい合った
「持ってます‼︎
夜久さんといつでもどこでも出来る様に
買ってあります‼︎」
「…いつでも…どこでも…」
アホかとでも言いたげに 夜久さんが目を細めたけど
そんなのどうだっていい
俺は 自分の鞄を取ると
隅の方でずっと出番を待っていた箱を
夜久さんの目の前に得意気に見せた
顔を真っ赤にして俯く様は
年上とは思えない程可愛いらしい
「…夜久さん」
改めて夜久さんの髪に触れ 上を向く様に促す
抵抗に合わずキス出来るという事は
想像よりもずっと幸せな事だった
舌を動かしながら 夜久さんの後ろに指を伸ばす
とろっとろの其処に指を一本入れると
夜久さんの上体が仰け反り
反対の手で小さな後頭部を支えた
「あ‼︎ あ‼︎ やだ…りえーふ…ぅ…」
「…気持ちくないですか⁇」
隙間にもう一本挿れて 中を解す様に動かすと
夜久さんは 左右に大きく首を振っている
「…や…へ…ん…」
「それ気持ち良いって事ですよね⁇」
俺が指を出し入れする度にエロい音が響いて
自分のモノが 痛い程に膨張してくるのを感じていた
「…夜久さん」
強請る様に見つめれば 何も言ってないのに
夜久さんは小さく頷いてくれて 胸の辺りがキュンとなる
「大好きです…夜久さん…」
「…ん」
夜久さんの身体を床に横たえ 脚を左右に広げると
恥ずかしそうに目元を腕で隠している
「…挿れますよ⁇」
破裂寸前な俺自身を
ゆっくりと夜久さんの中に侵入させていく
「んんんん‼︎」
その瞬間 夜久さんが俺の腕を掴んで来たので
その手を俺の首に回した
「掴まってて下さい」
「…あ……り…え…」
折角俺の名前を呼んでくれたけど
我慢しけれなくて また舌を絡めてしまった
キスをしながら感じる夜久さんの中は堪らない
「ん‼︎ ん‼︎ ふ…う…」
「夜久さん…夜久さん…」
抜き差しを速めれば
あっという間に絶頂の兆しが見え始めていた
「あ‼︎ り…リエーフ‼︎ い…イキそう‼︎」
「俺も‼︎」
夜久さんが声を荒げるポイントをガンガン突くと
中がギューッと締まって 俺から精液を搾り取っていく
「…はぁ…気持ち…」
汗の滲む額にキスを落とし もっとココに居たかったけど
夜久さんの中から 自身を引き抜いた
「…夜久さん…好き…」
「…ん…あ…」
抱き合いながらキスしている俺達は
どっからどう見ても立派なカップルでしょ⁇
なのに 身仕度を整えている間
夜久さんはちっとも俺の方を見てくれなくて
ネクタイを締め終わった俺は後ろから夜久さんを抱きしめ
今日なら俺の望む答えが聞けそうな質問を投げかけた
「な⁉︎ 何だよ⁉︎」
「ねぇ 夜久さん…
夜久さんも俺の事 好きになってくれたんですよね⁇」
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