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ideal Ⅱ
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「あれ⁇ 月島君 一切れだけで良いの⁇」
「うん ご馳走さまでした」
小さく手を上げて スタスタと歩いて行く背中を見た俺は
手に持っていた皮を早々に捨て
楽しそうに談笑する烏野の連中に声をかけた
「あーあー すまん…」
「ん⁇ 何だ⁇」
「昨日
おたくのメガネ君の機嫌 損ねちゃったかもしんない…」
「え⁇」
事情を話すと 期待通り 澤村や東峰が思い思いを口にした
が 俺が知りたい様な情報をくれたのは 意外な事に
いつも山本とアホみたいな事をしている坊主頭だった
「月島の兄貴が⁉︎」
「でも 分かんねっスよ⁇
苗字が同じだけの 別人かもしんねぇし」
「………」
兄貴…か…
何かあんのかな…あるんだろうな…
「…う〜ん」
俺は腕を組みながら体育館に戻り 研磨の横に戻った
「…どうだった⁇」
「…研磨」
この後の 俺の真剣な質問に 研磨が溜息を漏らす事など
この時の俺は 想像もしていなかった
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