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confession Ⅱ〜side黒尾〜
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あ〜… やっぱ 駄目かな…
ゆっくり時間をかけてと思うのに
明日には手の届かない距離が出来てしまうと思うと
どうしても焦ってしまう
そんな自分の不甲斐なさに 首の裏を掻いた時だった
「……ます」
「え⁇」
「…風呂上がったら 湯冷しにこの辺散歩します」
「へ⁇」
予想外の返答に 間抜けな声が出てしまった
「で では… そういう事で…
ミーティングいってらっしゃい…」
ペコリと頭を下げると 足早に俺の元から去っていく
てか今 何気に新婚さんみたいな事言った‼︎
「い 行ってきます‼︎」
俺が声を張り上げると 困った様な顔で振り返ってくれて
胸の高鳴りを 感じずにはいられない
「俺も 後でこの辺散歩する予定だから‼︎
ちょっと長めに‼︎」
面食らった様な顔も可愛くて
自分の顔が ニヤけている自覚があった
俺が大きめに手を降ると
戸惑いがちに小さく振り返してくれて
抱き締めたい衝動を何とか堪えると
俺はミーティングの場へと 向かったのだった
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