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7.オチ
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私なりのオチです。この話は女性陣しか出ていません。
BLでなきゃ!、という方は読まなくても大丈夫です。
「ブラコンは大変ね」
舞の言葉に私はその通りと頷く。
「前世では兄、今世では弟。どっちも物事を勘違いしやすくて、ついつい世話したくなるのよね」
前世の兄を追ってきたら、同級生になってたのには驚いたけど。
とりあえず夢魔の朱音には感謝だわ。彼の力がなかったら、私は時間枠と空間枠を越えての転生は無理だったもの。
「私立誠藍学園シリーズ」は私の前世の記憶を元に作った。だから卒業生として記憶の中にある人物の名前と姿を参考にしたけれど、彼らがどんな学園生活を送ったのかまでは私は知らない。私の入学前に第一段と第二段シリーズの人たちは卒業していなかったからだ。だから私の記憶に忠実なキャラクターは第三段『背徳の皆既日食』だけ。
特に朱音。大事な兄を任せる人物だし、大事な兄を奪った人物だったから、熱入れてキャラ設定しちゃったわ。
白夜のエロシーンは単なる私の好みだったけどね。
私の施した術のせいで、前世の世界の人たちも何人かこっちに呼び寄せてしまったみたいだけど、ま、いいでしょ。
それぞれ楽しそうだし、私も目の保養になってるし。
「兄の幸せは見届けた。弟はもうそろそろ落ちる頃。寂しいけどどちらも私の手から離れるわ。さて、次のゲームからはあなたの番よ、舞」
「記憶を辿って登場人物は作ったわ。それにしても違う世界からの転生者が出会って気が合うってすごいと思うわ」
クスクスと舞が笑う。
そう。彼女も時間枠と空間枠を越えてきた転生者だ。
「次のゲームのシナリオも任せてね」
私も笑う。
まずは、総受け主人公は秋をモデルに、その世話役の平凡と見せかけた非凡男のモデルは京に。
攻めたちを舞の設定で……と。
まだまだシリーズは続きそうだ。
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