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「家に来ないなら、今俺の目の前で自慰しろよ」
「…何言ってんだお前」
抑えきれないにやけをそのままに言葉を吐き出すと、乱暴な口調で返された。
俺に向かってお前なんて、何時もならそれなりにつるんでいる奴でも許さないが、委員長の信じられないという表情と嫌悪を隠そうとしない態度にどうでも良くなる。
ああ、なんか泣かせたい。
「俺の前で恥ずかしい思いするか、皆に遊び人だって噂されるか、どっちがマシだよ」
「…っ!離せ!」
後ずさる事が出来ない様に腕を掴んで近寄ると、瞬時に体を強く押された。
衝撃に耐えるために少し距離をとるが、耐えられない程ではなく、掴んだ腕もそのままだ。
「…クソっ、言いたければ言えよ。お前が言うような事はしてないし、お前に遊ばれる程俺は弱くない」
その台詞は力強くも聞こえたし、弱い者の嘆きにも聞こえた。
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