アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
つながる(煌牙side)
-
身体が熱いんだか冷たいんだか、わからなくなる。
ただ早く欲しい、果てたいと、ひどく疼いた。
不思議と穢れを感じない、無垢な瞳とぶつかった。
なぜ、そんな顔をする……?
悲しそうな、それでいて、夢見るように幸せそうな。
すぐにも失われていくことを知りながら、最も大切な何かに、今まさに手が届こうとしている……そんな表情だった。
自ら選んだ道だろうがと蔑む端から、散りゆく美しさに目を奪われ、らしくもなく無理をするなと労わりたくなる。
やがて欲望の根元を指で支えながら、幾重ものチュールで隠された腰が降りてきた。
ヌルリとした感触の後、一瞬、引き千切られるほどの抵抗を感じた。
だが、痛みを覚えたのはほんの一瞬で、
「ふぁ……っ」
甘やかな声とともに、一気に最奥まで迎え入れられた。
「……っ」
中がキツくうねるように絡みついてくる。
熱……。
「は……?」
不意に、女がポロポロと泣き出した。
そのくせ、逃がさないと言いたげに、必死に腰を揺らす。
普段ならベッドで泣く女など面倒としか思わないのに、この女の泣き顔は、なぜだかやたらと胸をえぐった。
まるで置いていかないでと大雨の中で鳴く、生まれたての子猫のようで……。
どうしようもなく無垢で痛々しく、今さらながらに手をつけたことをひどく後悔した。
自分の中で、みるみるうちに勢いを失っていく雄に、女が焦った顔をする。
「……もう、いい。……無理すんな」
「違……っ」
「ガキみたく泣いてる女を犯す趣味はねぇよ。……つーか、萎えた」
女をどかし、手早く下肢を整えると、今度こそ女の顔が絶望に染まった。
「……っく、ひ…っく」
声を殺すように泣かれ、額を押さえた。
「……んだよ、借金でもあんのかよ?」
なら話はつけてやるから早く帰れと言いかけた時だった。
「……好き…だから……っ」
魂ごと投げうつような激しさで、女が言った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
154 / 297